ドアノブの修理は自分でできる?手順や注意点を画像付きで解説!

この記事でわかること
- ドアノブの修理が自分でできるケース
- ドアノブの修理を業者に依頼した方が良いケース
- 症状別にドアノブの修理を自分で行う方法
「ドアノブがグラつく…」
「ドアノブが外れてしまった…」
このようなトラブルは、どのように対処すればよいか困ってしまいますよね。
ドアノブの修理は、業者に依頼しなくても、自分で対応できる場合があります。
本記事は、ドアノブの修理を自分で行うための手順を解説します。
目次
ドアノブの修理は自分でできる?

ドアノブの種類や症状を確認して、自分で修理できるかどうかを判断しましょう。
ここでは、ドアノブの修理が自分でできるケースと業者に依頼した方が良いケースについて解説します。
ドアノブの修理が自分でできるケース

ドアノブの修理が自分でできるケースとして、室内のドアノブに多く見られる施錠機能を持たないチューブラ錠が挙げられます。
チューブラ錠とは、チューブ状のケースの中に鍵の機構が備わった錠前(ドアに取り付けられている鍵全体の名称)で、握り玉タイプとレバーハンドルがあるのです。
他の錠前と比較すると構造が単純なので、自分で修理すると直る場合があります。
ドアノブの修理を業者に依頼した方が良いケース

ドアノブの修理を業者に依頼した方が良いケースは、玄関に使用されるプッシュプル錠(ハンドルの押し引きでドアを開閉する錠前)やサムラッチ錠(ハンドル上部にあるレバーを引きながら開ける錠前)になります。
上記のドアノブは、比較的複雑な構造となっており、自分での修理や原因の特定が難しいため、業者への依頼を推奨します。
また、浴室などのドアノブが錆びているときは、修理では対応できず、弊社でも交換になることがほとんどです。
サビの固着が原因でドアノブの取り外しが難しい場合、電動のこぎりを使ってドアノブ自体を切断しなければならず、自力での作業が難しくなります。
作業に不安がある方は、業者に依頼しましょう。
ドアノブの修理を自分で行う方法を症状別に解説

ドアノブの症状次第では、自分で修理できる可能性があります。
ここでは、ドアノブの修理を自分で行う方法について症状別に解説します。
ドアノブがぐらぐらする場合

ドアノブがぐらぐらする場合は、ドアノブや台座(ドアノブとドアの間に設置されている部品)に固定されているネジを締め直すと、直るときがあります。
ネジを締め直しても空回りする際は、爪楊枝や割りばしの先端にボンドを塗ってネジ穴に挿し込み、ネジ穴からはみ出た部分をカッターなどで切断してから、再度締め直しましょう。
ドアノブがぐらぐらする場合の対処法(ネジが見えるレバーハンドル)は、以下の通りです。
①レバーハンドルを固定しているネジを締め直します。

ドアノブがぐらぐらする場合の対処法(ネジが見えないレバーハンドル)は、下記の通りになります。
①レバーハンドルを固定しているネジを外します。

②室内側と室外側のレバーハンドルを外します。

③台座にあるくぼみをマイナスドライバーを使用し、てこの原理で外します。

④座金(金属やプラスチック製のドーナツ状の部品)のネジをドライバーで締めます。

⑤逆の手順で取り付けます。
ドアノブがぐらぐらする場合の対処法(握り玉のチューブラ錠)は、以下の通りです。
①握り玉のドアノブに固定されているネジを締め直します。

ドアノブが垂れ下がって戻らない場合

ドアノブ(レバーハンドル)が垂れ下がって戻らない場合は、レバーハンドルのネジの締め直しやラッチ(ドア側面にある三角形の金具)のメンテナンスで解決できるかもしれません。
ドアノブ(レバーハンドル)が垂れ下がって戻らない場合の対処法は、下記の通りになります。
①レバーハンドルを固定しているネジを緩めます。

②レバーハンドルを水平にしたままの状態で、室内側のレバーと室外側のレバーを押し付けながらネジを締め直します。

ラッチのメンテナンス方法は、以下の通りです。
①ラッチの汚れを掃除機や柔らかい布で掃除します。

②ラッチに鍵穴潤滑洗浄剤を適量注入します。

ラッチのねじが緩んでいる場合

ドアノブのネジを締め直してもぐらつきが直らなければ、ラッチのネジが緩んでいる場合があります。
ラッチのねじが緩んでいる場合の対処法は、下記の通りになります。
①ドア側面にあるフロントプレート(金属の板)を固定しているネジを締め直します。

※強く締めすぎると、ドアノブの操作がしにくくなるため注意してください。
ラッチが引っ込まない場合

ラッチが引っ込まない場合は、ラッチの汚れやネジの緩みが原因である場合が多いです。
先述したメンテナンス方法やドアノブとラッチのネジの締め直しで対処しましょう。
修理で直らないときは、経年劣化によるラッチの故障が考えられるため、交換を検討しましょう。
ドアノブが動かない場合

ドアノブが動かない場合は、ドアノブのネジの緩み、ドアの蝶番(ドアを開閉するた目の金具)のネジの緩みやズレが考えられます。
ドアノブのネジの緩みは、先程ご説明したネジを締め直す方法を試してください。
ドアの蝶番を調節する方法は、以下の通りです。
①ドア枠の蝶番上部にある固定ネジをドライバーで締め直します。

②ドアの建付けが悪いときは、蝶番上部にある調節ネジ(前後左右)や蝶番下部のネジ(上下)でドアの位置を調節します。

自分で修理ができない場合は業者に依頼しよう

上記の対処法を試しても直らないときは、以下の原因が考えられます。
①ラッチやドアノブの部品故障
②ドアノブのサビ
長年の使用によるラッチやドアノブの故障は、修理では対応できないことが多いため、新しいものに交換する必要があります。
ドアノブのトラブルをすぐに解決したいときは、業者に依頼するのも1つの方法です。
ここでは、業者に依頼するメリットや依頼した際の費用相場について解説します。
業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリットは、部品の選定から取り付けまでスムーズに対応してくれる点です。
DIYでの交換は費用を抑えられますが、間違ったドアノブを購入してしまうと、返品できないことがほとんどなので、無駄な出費になってしまいます。
さらに、間違った方法での取り付けは、ドアノブだけでなくドアの故障の原因にもなりかねません。
確実に取り付けたい方は、業者への依頼を検討しましょう。
業者に依頼したときの費用相場

業者に依頼したときの費用相場は、ドアノブの種類や作業内容によって異なります。
おおよその費用を把握したい場合は、業者に複数社見積りを取りましょう。
業者にドアノブの修理や交換を依頼した際の費用相場は、以下の通りです。
作業内容 | 費用(税込) |
ドアノブ修理 | 約8,800~16,500円 |
ドアノブ(ラッチケースを含む)交換 | 約13,000~33,000円 |
ただし、プッシュプル錠やサムラッチ錠の錠前一式交換はさらに費用が高くなります。
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本記事では、ドアノブの修理を自分で行う方法について解説しました。
ドアノブのトラブルは、ネジを締め直すなどで解決することもありますが、長年使用している場合は、交換を検討しましょう。
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さらに、交換後の商品と工事に1年間の無料保証が付帯しますので、安心してご依頼ください。