イモビライザーとはどんな鍵?仕組みや見分け方、合鍵作成時の注意点をご紹介!

この記事でわかること
- イモビライザーの仕組み
- イモビライザーキーの作成依頼先
- イモビライザーキーの注意点
最近の車両は盗難防止のために、「イモビライザー機能」が搭載されています。
しかし、イモビライザーがどのような機能や仕組みなのか分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、イモビライザーキーの仕組みや注意点について解説します。
車の鍵トラブルを今すぐ解決したいときは、出張費用、見積り費用無料の鍵猿までご相談ください(イモビライザーキーについて一部エリアでは対応できかねますので、ご依頼の際はお電話でお問い合わせください)。
目次
イモビライザーとはどんな仕組み?

イモビライザーとは、車両の盗難防止を目的に設計された電子制御システムの一つになります。
車両のキーに内蔵された電子チップ(トランスポンダ)のIDコードが、車両側に搭載されたエンジンコンピュータのECM(Electronic Control Module)と通信を行い、認証に成功した場合のみエンジンを始動させる、というものです。
一方、正規の鍵ではない場合やIDコードが一致しない場合、イモビライザーがエンジンの始動を制御する仕組みになっています。
また、従来の車両では物理的に鍵穴を回すことでエンジンを始動できましたが、イモビライザー搭載車両ではIDコードの一致が求められるため、盗難リスクが格段に低くなっています。
イモビライザーの装備は、アメリカでは1995年、EU諸国では1998年に義務化されました。
日本ではイモビライザー装備の法的義務はないものの、1990年代からイモビライザーが搭載されている車両が販売されています。
車のキーの種類は?

車のキーにはさまざまな種類があり、それぞれ機能や特徴が異なります。
ここでは、車のキーの種類について解説します。
リモコンキー

リモコンキー(ワイヤレスキー)とは、車両から離れた場所でもキーのボタンを操作することによって、ドアの施錠・解錠ができるキーです。
エンジンを始動する際は、ハンドル下部にある鍵穴にキーを挿し込み、回す必要があります。
イモビライザーキー

イモビライザーキーは、先述した通り、イモビライザーが搭載されているキーになります。
イモビライザーはあくまでも防犯機能であるため、施錠・解錠機能は備わっておらず、リモコンキーやスマートキーと組み合わさったものが多いです。
スマートキー

カバンやポケットにキーを入れた状態で車両に近づく、ドアノブに触れる、といった動作でドアの施錠・解錠やエンジンの始動ができるものをスマートキーと呼びます。
スマートキーを携帯した状態で車両に近づくと、車両から電波が発信され、それを受信したスマートキーが応答用の電波を送信し、車両が再度受信することで上記の操作ができるのです。
最近の車両のほとんどには、スマートキーが採用されています。
イモビライザーキーかどうか見分ける方法は?

イモビライザーキーかどうか見分ける方法の1つとして、エンジンの始動時や停止時にインジゲーターに表示されるマークが挙げられます。
赤色・黄色・緑色などの鍵マークや鍵と車両が組み合わさったマークがインジゲーターに表示されていると、イモビライザーが搭載されているのです。
また、車両のガラスにイモビライザーのステッカーが貼っているものもあります。
取扱説明書にイモビライザーや防犯機能についての記載があるかどうか、イモビライザーの有無を車の年式や車種から公式サイトで調べる、とった方法でも見分けることが可能です。
イモビライザーキーの合鍵作成はどこでできる?

イモビライザーキーの紛失や故障が起きたときは、どこで合鍵を作成できるのでしょうか。
ここでは、イモビライザーキーの作成場所について解説します。
ディーラー

ディーラーでイモビライザーキーの合鍵作成を依頼すると、部品代外にもイモビライザーの設定などの工賃がかかります。
作成の際には車検証や運転免許証、鍵番号が必要になり、鍵番号が分からない場合は、ディーラーに依頼すると車検証から鍵番号を調べてもらえるのです。
ただし、鍵番号を調べても分からないときは、キーを分解して鍵番号を確認するため、別途工賃がかかることもあります。
また、ディーラーでの合鍵作成は、部品を取り寄せるため、作成には2~3週間程度かかってしまいます。
イモビライザーキーの合鍵をディーラーに依頼した際の費用は、以下の通りになります。
作業内容 | 費用(税込) |
イモビライザーキーの作成 | 約22,000~198,000円 |
鍵屋

鍵屋にイモビライザーキーの合鍵作成を依頼すると、部品代や作業料以外にも、出張費用や深夜早朝料金が発生する業者も存在します。
作成時は身分証や車検証が必要で、車検証の名義が依頼人と違うときは、関係性を証明できるものがあれば依頼が可能です。
ディーラーよりも費用が高くなることもありますが、緊急時やすぐに合鍵が欲しいときに頼りになる存在でしょう。
鍵屋にイモビライザーキーの作成を依頼した際の費用は、以下の通りです。
作業内容 | 費用(税込) |
イモビライザーキーの作成 | 約33,000~66,000円 |
イモビライザーキーの注意点

イモビライザーキーを使用する上で、注意しなくてはならないポイントがあります。
ここでは、イモビライザーキーの注意点について解説します。
電池切れに注意

イモビライザーキーのボタンを押してもインジゲーターが点灯しない、またはボタンを押しても反応しにくい場合は、電池切れが考えられます。
電池が切れてしまうと、イモビライザーが正常に作動しない、解錠した際に警告音が鳴る、といったトラブルが起こるおそれがあるのです。
電池切れが原因で解錠できないときは、リモコンキーであれば物理キーで開ける、スマートキーは、キー本体に内蔵されているエマージェンシーキーで解錠しましょう。
車上荒らしなどの盗難に遭う可能性もある

イモビライザーは、あくまでもエンジンの始動を阻止するためのものであり、車上荒らしなどの盗難を防ぐ効果はありません。
さらに、イモビカッターと呼ばれる装置を用いて車両側のIDコードを初期化し、書き換えを行ってエンジンを始動させる犯罪も防ぐことが難しいです。
ハンドルロックやイモビカッターガードを取り付けるなどの対策を行いましょう。
費用が高額になる傾向がある

イモビライザーキーの中には、メインキー(通常の鍵)でなければ合鍵を作成できない車種があるのです。
トヨタのレクサス・セルシオ・クラウンなどの一部の車種では、メインキー以外にもサブキーがあり、ディーラーに依頼する際、メインキーがあれば比較的安く合鍵を作成できます。
しかし、サブキーのみまたはすべての鍵を紛失した場合は、車両の電子コンピュータの交換が必要になるので、費用が高額になってしまうのです。
鍵屋はキーを全て紛失した場合でも、特殊な機械を使って電子コンピュータのIDを書き換え、新しいキーに登録する方法や、電子コンピュータのIDを新しいキーに登録する方法があります。
全ての鍵屋が対応してくれるわけではない

イモビライザーキーの作成には高度な技術力や専用の機材が必要になるため、すべての鍵屋が対応できる訳ではありません。
鍵屋に依頼する際は、イモビライザーキーに対応できるかどうかを確認しましょう。
車両のメーカー、車種、年式などをあらかじめ調べておくと、スムーズに対応してくれます。
イモビライザーは後付けできる?

イモビライザーが搭載されていない車両でも、後付けによって防犯性能を高めることができます。
後付けするときは、カーショップや専門店で依頼し、純正品以外のイモビライザーを取り付けてもらいましょう。
純正品のイモビライザーは、簡単に解除されてしまう可能性があるため、専門店などで販売されている最新のイモビライザーの取り付けを推奨します。
また、イモビライザーを作動させるとエンジンが始動できない、メインキーで解錠すると警告音が鳴る、といったタイプもあるので、好みの仕様を選択しましょう。
車の鍵トラブルもキーホースにお任せください!

本記事では、イモビライザーの仕組みや合鍵の作成先について解説しました。
イモビライザーは大変便利な機能ですが、決して窃盗犯罪が起こらないわけではありませんので、他の防犯対策も併せて活用しましょう。
車の鍵紛失などの鍵トラブルは、鍵屋キーホースが最短即日で駆け付けます。
出張費用・見積り費用は0円ですので、是非ご依頼ください(イモビライザーキーについて一部エリアでは対応できかねますので、ご依頼の際はお電話でお問い合わせください)。