ディンプルキーを自分で交換する方法を鍵屋が解説!費用相場や費用を抑える方法も紹介

更新日:2025/04/30
ディンプルキーを自分で交換する方法を鍵屋が解説!費用相場や費用を抑える方法も紹介

この記事でわかること

  • 必要な工具や具体的な交換手順
  • 業者に依頼する際のメリットと費用相場
  • DIYと業者に依頼する際のコストや手間
  • 交換費用を節約するコツ

ディンプルキーは高度なピン構造とキー表面の凹凸(ディンプル)によって、ピッキングや複製を困難にする高い防犯性能を持ちます。しかし、交換作業には専用工具や正確な手順が必要なため、自分で行うか業者に依頼するか悩む方も多いでしょう。

本記事では、DIYで交換する手順から業者に依頼するメリットや費用相場、さらに費用を抑えるポイントまで分かりやすく解説します。ディンプルキーの交換を検討されている方は是非とも参考にしてみてください。

お電話は0120-955-127

ディンプルキーとは?

キーの表面に凹凸(ディンプル)を配置し、シリンダー内部のピン構造と組み合わせることで、防犯性を高めた鍵のことです。ここでは、その基本的特徴と代表的な種類について解説します。

ディンプルキーの仕組みとメリット

ディンプルキーは、鍵本体の表面に大小さまざまな凹み(ディンプル)を配列し、シリンダー内部のピンと精密に組み合わせることで施錠・解錠を行います。従来のギザ刃キーが刃先の山と谷のみでピン位置を制御するのに対し、ディンプルキーは凹みの位置・深さ・数が複雑に設定され、組み合わせは数百億通りにも及びます。

その結果、印象鍵による不正作製やピッキング工具の挿入による不正開錠が著しく難しくなり、防犯性能が大幅に向上します。また、凹凸が浅く・滑らかに設計されるため摩耗が起こりにくく、長期間使用してもスムーズな操作性を維持できる点も大きなメリットです。

さらに、構造上、鍵を差し込む方向を限定しないリバーシブルタイプが多く、日常的な使い勝手が向上するとともに、鍵の誤挿入や破損のリスクを軽減します。これらの特長により、住宅はもちろん商業施設やオフィスなど、幅広い場面で信頼性の高い防犯対策として採用されています。

一般的なメーカー・種類の違い

日本国内で主要なディンプルキーシリンダーを提供するメーカーには、MIWA(美和ロック)、GOAL(ゴール)、KABA(カバ)などがあります。住宅向けではMIWAの「PRシリンダー」やGOALの「V-DOUBLEシリンダー」が代表的で、いずれもJIS規格適合の高防犯モデルです。

オフィス・商業施設向けには、KABAの「マスターキーシステム」やGOALの「プログレ」シリーズなど、多段階のマスターキー運用に対応した製品があります。また、海外ブランドとしてULC認証取得のものやEN規格に準拠したモデルも流通しており、より高度な耐ピッキング性能を求める場合はこうした国際規格品が選択肢になります。

鍵の複製可能枚数や保証期間、防犯性能ランクを比較し、用途と予算に応じて最適な製品を選びましょう。

メーカー別に紹介!ディンプルキーの種類

一口にディンプルキーといっても、メーカーごとにさまざまな鍵を製造・販売しています。そこで、どのような種類があるのか、メーカー別に紹介していきましょう。

MIWA(美和ロック)

PRシリンダー
PRシリンダー
LBシリンダー
LBシリンダー
JNシリンダー
JNシリンダー

「MIWA(美和ロック)」のディンプルキーには、「PRシリンダー」「LBシリンダー」「JNシリンダー」などがあります。JNシリンダー以外はディスクシリンダー系のディンプル錠で、美和ロックが長年開発してきた鍵です。耐ピッキング性能は10分以上と、防犯性も高いです。

さらに、PRシリンダーには財産的な価値があるため、無許可で子鍵を複製できないようになっています。そのため、鍵の持ち主以外が鍵屋に子鍵の複製を依頼することは不可能です。万が一、紛失したときも勝手に第三者に合鍵を作られる心配がありません。JNシリンダーは美和ロックのなかでも唯一のピンシリンダー系のディンプル錠となっています。ただし、美和ロックでは作っておらず、「ドルマカバ社」のOEM商品です。

ちなみに、防犯上、ピッキングだけでなく鍵穴を壊して侵入する手口にも警戒する必要があります。MIWAのディンプルキーの場合、耐鍵穴壊し性能は品番によって変わります。

GOAL

GPシリンダー
GPシリンダー
V18シリンダー
V18シリンダー
GVシリンダー
GVシリンダー

「GOAL」のディンプルキーは、「GPシリンダー」「V18シリンダー」「GVシリンダー」の3種類です。耐ピッキング性能は10分以上で、防犯性能が高いのが特徴です。

さらに、V18シリンダーとGVシリンダーに関しては、耐鍵穴壊し性能も10分以上かかります。GOALのディンプルキーの複製に必要なキーマシンは大半の鍵屋が所有しているため、合鍵を作りやすいディンプルキーとしても人気があります。

KABA(ドルマカバ)

カバスタープラス
カバスタープラス
カバエース
カバエース

防犯性が高い鍵として知られているのが、ドルマカバ社の「カバスタープラス」です。カバスタープラスの特徴は「登録制シリンダー」であることです。そのため、シリンダーの持ち主として登録をしている人しか合鍵を作ることができません。

ドルマカバ社のディンプルキーには「カバエース」もあります。こちらは登録制ではありません。そのため、ドルマカバ社認定の鍵屋で依頼すれば、子鍵の複製が対応可能です。登録制でない分、鍵の価格もカバスタープラスよりも安くなっており、廉価版として人気を集めています。

特許が切れた2021年以降は、「カバスターネオ」は廃盤となりましたが在庫があれば取付けることが可能です。2021年に特許が切れたため、どこの鍵屋でも子鍵の合鍵作成ができるようになった点も廃盤になった理由のひとつです。ドルマカバ社は自社が認定した鍵屋でしか合鍵が作れないという点を売りにしていて、それが高い支持を集めています。

ALPHA

「ALPHA」のディンプルキーは、「FBロック」の1種類しかありません。特徴は鍵の先端にフローティングボールという特殊部品が埋め込まれていることです。この埋め込みのおかげでシリンダー内部の構造が非常に複雑になっており、ピッキングでの解錠が難しくなっています。

また、FBロックの合鍵は勝手に作ることができないという点も人気の理由の1つです。合鍵を作るためにはセキュリティカードが必要になります。そのため、外出先で鍵を落とした場合も不正に複製される心配がありません。

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自分でディンプルキーを交換する方法

方法

ディンプルキーの交換を自分で行う場合は、必要な工具や部品をあらかじめ揃え、手順を正確に把握しておくことが重要です。ここでは、工具・部品の選び方から具体的な交換手順、作業時間や難易度の目安まで、自分で安全かつスムーズにディンプルキー交換を行うためのポイントを詳しく解説します。

必要な工具・部品一覧

ディンプルキーのDIY交換に必要な基本工具と部品は以下のとおりです。

  • ドライバー(プラス/マイナス):シリンダー固定ネジやドアノブ取り外しに使用。精度の高いものを選ぶとビス山をなめにくくなります。
  • 六角レンチ(アーレンキー):シリンダーによっては内部に六角ネジが用いられている場合があるため、サイズを複数揃えておくと安心です。
  • ピンセット(細軸タイプ):シリンダー内部のピンを固定・抜き差しするときに必要。細かい作業に対応できる精密ピンセットを用意してください。
  • 潤滑スプレー:新品シリンダーへの潤滑は必須。摩耗や動作不良を防ぐため、シリコングリス系のスプレーを使用します。
  • 鍵穴カバー(エスカッション):既存のカバーと同形状のものを準備。ドアのデザインに合わせたカバーがスムーズな取り付けと見た目の統一感に寄与します。
  • 新しいディンプルキーシリンダー本体:現在使用中の型番・メーカーと同一規格の製品を選択。複製可能キー枚数や防犯等級(例:JIS・ULC)を事前に確認しましょう。
  • 交換用ビス一式:シリンダー付属のビスを再利用せず、新品を使い切ることで締め付けトルクが安定し、ガタつきや施錠ズレが発生しにくくなります。
  • マスキングテープ/保護シート:ドア枠や周辺に傷をつけないよう、作業前に養生しておくと安心です。

これらを揃えることで、シリンダー交換作業をスムーズかつ安全に進められます。工具セットはホームセンターやネット通販で3,000~5,000円、部品一式は5,000~12,000円程度が目安です。

交換するディンプルキーの選び方

交換用ディンプルキーを選ぶ際は、まず現在使用中のシリンダーと同一規格品かどうかを確認しましょう。ドア側面やシリンダー本体に刻印された型番やメーカー名をメモし、同じシリーズの製品を選ぶことがトラブル防止につながります。防犯性能を重視するなら、JIS規格適合品やULC認証取得モデルなど、第三者機関による性能試験をパスした製品を選ぶのがおすすめです。

また、複製可能なスペアキーの枚数や、ディンプルパターンのバリエーションにも注目しましょう。多くのパターンを持つ鍵はピッキング耐性が高く、将来的な追加注文にも柔軟に対応できます。予算に余裕がある場合は、合鍵登録時にシリアル管理が行えるセキュアモデルを選ぶと、無断複製を防げるためさらに安心です。

さらに、交換後のメンテナンス性もポイントです。キーやシリンダーへの潤滑剤の対応可否、交換部品の入手性、保証期間の長さとサポート内容を事前にチェックしておくことで、万が一のトラブル時にもスムーズな対応が可能になります。これらを総合的に比較し、ご自宅のドア構造や使用頻度、予算に最適なディンプルキーシリンダーを選びましょう

自分でディンプルキーを交換する手順

  1. ドアノブ・ハンドルの取り外し
    まずは内側のドアノブやハンドルをプラスドライバーで外します。カバーを外すとビスが現れるので、落とさないようにトレイなどに置いて保管してください。
  2. シリンダー固定ネジの緩め
    ドアの側面にあるシリンダー固定用のビスをマイナスドライバーまたは六角レンチで緩めます。ビスは固く締まっている場合があるため、工具をまっすぐ当てて力を一定にかけることがポイントです。
  3. 古いシリンダーの抜き取り
    固定ネジが完全に緩んだら、鍵を軽く差し込んだ状態で回転させながらシリンダー本体を引き抜きます。ピン位置を合わせることでスムーズに抜き取れるため、鍵を少しずつ回しながら動きを確認しましょう。
  4. 新シリンダーの仮差し込みと調整
    新しいシリンダーを同じ向きで差し込み、鍵をゆっくり差し込んでみて回転位置を確認します。鍵が回転可能な位置=ピンが正しく並んだ位置でないと、固定ビスを締めても動作不良になります。
  5. シリンダーの固定
    シリンダー位置が決まったら、付属の交換用ビスを使用してドア側面からしっかり固定します。ビスは均等に締め、過度に力をかけないよう注意してください。
  6. 動作確認と仕上げ
    キーを何度か差し込んでスムーズに回転するか確認します。回転時に引っかかりや異音がないかチェックし、問題なければ取り外したドアノブ・ハンドルを元に戻して作業完了です。

作業時間と難易度の目安

DIYでディンプルキーを交換する作業時間の目安は、慣れていない方でも30~60分程度です。初めての場合は工具の準備や手順の確認に時間がかかるため、余裕をもって1時間半ほど見積もると安心です。ドアの構造やシリンダー形状によっては分解・組み立てに追加の時間が必要になることもあります。

難易度は「中級レベル」といえます。基本的なドライバー操作や六角レンチの扱いができれば進められますが、シリンダー取り外し時にピンの位置合わせを誤ると、再度分解調整が必要になることがあります。

また、ネジの締め付け具合にムラがあると施錠不良やガタつきの原因となるため、トルク管理が重要です。正しい手順を守りつつ、焦らず丁寧に作業しましょう。

DIY時の注意点とよくあるトラブル

危険

DIYでディンプルキーを交換する際、特に注意したいポイントと失敗しやすい事例は以下の通りです。

ピンの位置がずれている

シリンダー本体を抜き取る際に、鍵を回す角度を誤ると内部ピンが噛み合わず、再度抜き差しができなくなる場合があります。抜き取り時は鍵をゆっくり微調整し、スムーズに動く位置で引き抜くことが重要です。

ネジの締めぎたり締めが甘い

交換用ビスを締めすぎるとシリンダー筐体が歪み、施錠時に引っかかりや異音が発生します。一方、締め付けが甘いとガタつきが生じ、鍵の回転時にシリンダーが動いてしまうこともあります。ビスの締め付けは「適度なトルク」で行い、最後に動作確認をしながら微調整を行いましょう。

ドア本体への傷や汚れ

シリンダー取り外し時にドア枠やハンドル周辺を傷つけるトラブルが多発します。作業前にマスキングテープや布を敷き、工具や部品が直接当たらないよう保護することをおすすめします。

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自分で交換するのが不安なら業者に依頼しよう

工具や部品の準備、手順通りの作業に自信がない場合は、プロの鍵屋に依頼すると安心です。業者には専門の知識とノウハウがあり、複雑なドア構造や特殊な鍵でも正確に対応可能です。ここでは、業者に依頼するメリットや費用相場、信頼できる鍵屋の選び方について解説します。

ディンプルキーの交換を業者に依頼するメリット

業者に依頼すると、まず工具や部品の手配が不要な点が大きなメリットです。さらに、複雑なドア構造や特殊型シリンダーへの対応実績を持つ技術者が訪問するため、作業の失敗リスクがほぼゼロになります。

作業完了後は細かな動作チェックと調整を行い、鍵の回転性や施錠状態を丁寧に確認。万が一不具合が見つかった場合でも再訪問による無償対応が保証されていることが多く、自力では難しい微調整もおまかせできる安心感があります。

ディンプルキーの交換にかかる費用相場

プロの鍵屋へ依頼した際の費用相場は、シリンダー本体交換のみで概ね8,000円~30,000円前後が一般的です。この金額には出張料や基本作業料が含まれており、深夜や早朝、休日などの緊急対応を希望すると追加で3,000円~5,000円程度が加算されるケースが多いです。

地域差や業者規模による価格変動もあるため、正式な依頼前に複数社から見積もりを取り、作業内容や保証条件を比較検討することをおすすめします。

信頼できる鍵屋の選び方

信頼性の高い業者を選ぶには見積もり時の金額だけでなく、作業内容や追加料金の有無、保証期間について詳細に説明を受け、書面での提示を依頼することが重要です。

また、過去の施工実績やユーザーからの口コミ評価をウェブサイトやSNSでチェックし、施工例の写真や詳細レビューが豊富な業者は安心度が高い傾向にあります。

さらに、依頼後のアフターサービス体制についても確認し、万が一不具合やトラブルが発生した際に無償再訪問や無料調整が可能かどうかを事前に把握しておくと安心です。これらのポイントを総合的に判断し、信頼できる鍵屋を選びましょう。

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ディンプルキーの交換はDIYか業者に依頼するのかどっちが良い?

DIYでコストを抑えたい方もいれば、確実性や時間短縮を優先して業者依頼を選ぶ方もいます。ここでは、費用面・安全性・手間・アフターサポートという4つの観点から両者を比較し、最適な方法を見極めるポイントを解説します。

コストの比較

DIYで行う際は、主にシリンダー本体(約5,000~10,000円)と工具代(約3,000~5,000円)だけを負担すればよく、合計1万~1万5,000円程度で済みます。しかし、一度しか使わない工具を揃える場合にはコスト回収が難しく、「工具代が無駄になる」と感じることもあるかもしれません。

一方、業者に依頼する場合では8,000~30,000円が相場で、出張料や作業料が含まれているため明朗会計です。深夜や休日の緊急対応を希望すると3,000~5,000円程度の追加料金が発生しますが、工具を新たに購入せずに済む利便性を考慮すると、トータルコストはDIYとの差がほとんどなくなるケースもあります。

安全性・確実性の違い

DIYの場合、工具操作や手順の誤りでシリンダーの位置ずれ、ネジ山の破損、ピンのかみ合わせミスなど、施錠不良を起こすリスクが高まります。不具合が発生した際には再度分解・再調整が必要となり、結果的に追加の時間と費用がかかることもあります。

一方、業者に依頼する場合では専門の技術者が正確なトルク管理と動作チェックを行うため、初回から完璧な仕上がりを期待できます。さらに、ほとんどの業者が保証やアフターサポートを付帯しており、万一のトラブルにも無償で再訪問・再調整に対応してくれるため、安全性と確実性は格段に高いと言えます。

手間と時間を考慮

DIY交換には工具の購入・準備、作業マニュアルの読み込み、実際の取り外し・取り付け作業などを含め、はじめての場合で1~2時間以上かかることが一般的です。作業中に位置合わせを何度もやり直す必要が出ると、さらに時間が延びる場合があります。

忙しい平日や急なトラブル時には大きな負担になるでしょう。対して業者依頼では、申し込みから訪問、交換作業、動作確認までを含めて平均30~60分程度で完了します。自分の貴重な時間を節約し、スムーズに作業を終えたい場合は、業者に依頼するメリットが大きいです。

アフターサポートの有無

DIY後にもし動作不良や故障が発生した場合、すべて自己対応となり、ネット検索や再分解、部品取り寄せなどの手間が発生します。また、再作業中にさらなるトラブルを招くリスクもあります。

一方、業者に依頼すれば、多くの場合「保証期間内は無償で再訪問・再調整」に対応してくれます。保証期間や範囲は業者によって異なるため、見積もり時に「保証内容」「無償対応の範囲」「問い合わせ先」をしっかり確認しておくと、万が一の際にも安心です。これにより、長期的に安定した性能とサポートが受けられます。

ディンプルキーの交換費用を抑える方法

節約

ディンプルキーの交換にかかる費用は業者間や条件によって大きく変動しますが、工夫次第でコストを抑えることが可能です。ここでは、見積りの取り方から時間帯の選び方まで、具体的な節約手段を紹介します。

複数の業者から見積りを取って比較する

鍵交換の料金は業者によって基本料金や出張費、緊急対応料の設定が異なるため、まずは最低でも3社以上から見積りを取得しましょう。見積りを依頼する際は、シリンダー交換の作業内容と追加される可能性のある費用(深夜・休日料金、部品代など)を詳細に明示してもらうことが重要です。

オンラインフォームや電話で迅速に見積りを比較し、総額だけでなく作業範囲や保証内容も併せて検討すると、最もコストパフォーマンスの高い業者を選ぶことができます。見積り比較は時間がかかると思われがちですが、メールやWebページを活用すれば短時間で情報収集が可能です。

自治体の補助金・助成金制度をチェックする

一部の自治体では防犯対策を促進する目的で、住宅の鍵交換費用に対する補助金や助成金を提供しています。港区や葛飾区などでは、一定金額までの鍵交換費用の一部を自治体が負担する制度があり、申請条件や申請期限は自治体ごとに異なります。

まずはお住まいの市区町村の防犯担当窓口で最新情報を確認し、申請書類(請求書や領収書の写し、工事完了写真など)を揃えて申請を行いましょう。助成金が適用されれば実質的な自己負担額を大幅に下げられるため、費用を抑えたい方は必ず制度活用を検討してください。

部品を用意して交換だけ依頼する

業者にフルで交換を依頼すると、部品代にも高い業者マージンが上乗せされる場合があります。あらかじめオンラインやホームセンターで純正または互換性のあるディンプルキーシリンダー本体を購入し、部品代を自分で負担したうえで「部品持込」での作業だけを依頼する方法が有効です。

この場合、業者は取り付け作業にかかる出張料と作業料のみ請求するため、部品代を抑えつつ専門家の技術を利用できます。ただし、部品持込を受け付けない業者や保証が対象外となる場合もあるため、事前に対応可否と保証条件を確認してください。

平日昼間など割増料金の少ない時間帯を選ぶ

多くの鍵業者では、深夜・早朝や土日祝日の対応に割増料金を設定しています。平日の日中帯(概ね10:00~17:00)に作業日時を調整できれば、こうした割増料金を回避でき、基本料金のみでサービスを受けられます。

急なトラブル時は難しいかもしれませんが、事前に予定を組める場合や緊急度が低い場合は、平日の標準時間帯で予約を入れることで数千円の節約につながります。業者に依頼する際は「最も割増料金がかからない時間帯」を尋ね、可能な範囲で調整しましょう。

まとめ

本記事では、ディンプルキー交換に関する基礎知識から、自分で交換する方法、業者に依頼する場合のポイント、DIYか業者依頼かの比較、そして費用を抑える具体的な手段までを詳細に解説しました。DIY交換は工具・部品代だけで安価に済む一方、手順ミスや工具選びの失敗によるリスクがあります。

業者に依頼する場合は確実性とスピード、そしてアフターサポートが魅力。コスト面では、複数見積りの比較やオンライン割引、部品持込、平日昼間の利用などで節約可能です。自身のスキルや時間的余裕、予算、安心感の優先度を踏まえ、最適な方法を選んでディンプルキーを安全に、かつ効率的に交換してください。

もし、ディンプルキーの交換を検討されているのであればキーホースにお任せください。キーホースでしたら見積り・出張費無料で最短当日で鍵交換を行います。鍵のことならキーホースまでお気軽にお問い合わせください。

お電話は0120-955-127

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