【とっても簡単!】N-BOXの鍵を電池交換する手順はこれだけ!
この記事でわかること
・N-BOXの鍵の電池交換手順
・N-BOXの鍵の電池切れの対処法
・N-BOXのバッテリーが上がった際の対処法
・N-BOXの鍵がインロックしたときの対処法
「N-BOXのスマートキーの電池が切れたみたい」
「電池交換したいけどどうやってやるの?」
このようにお悩みの方は安心してください。ホンダN-BOXのスマートキーの電池交換はとっても簡単です。
この記事では自分でN-BOXの鍵の電池交換をする方法を、機械が苦手な人にもわかりやすく解説します。
どうしても自信がない人はディーラーに持ち込めばちょっとの費用で交換をしてもらうことも可能。
でも本当に簡単なので、まずは自分で試してみましょう!
目次
N-BOXスマートキーの電池交換のタイミング
ホンダのN-BOXは離れているところからでも、スマートキーのボタンを押すだけで遠隔から解錠する『キーレスエントリー』が可能。
また、スマートキーを所持していれば鍵を挿し込まなくても、ドアノブに手をかざしたり、遠方からアンロックボタンを押す2つの方法でドアが開けられます。
しかし、これらの機能は鍵が電池切れの状態では使用できません。
ホンダの公式サイトによると、スマートキーの電池の寿命は約2年ほど。
ただし、スマートキーが強い電波を受信し続けるような環境ではさらに電池の消耗が激しくなり、2年以内に電池が切れてしまう場合もあります。
そのため、スマートキーはテレビやパソコンといった電化製品の近くには置かないほうが良いでしょう。
スマートキーに以下のような症状が見られたら、電池交換の合図です。
- 解錠ボタンを押しても開かない
- 作動距離が短くなった(遠くからだとリモコンが効かない)
- ボタンを押してもスマートキーのインジケーター(ボタンを押したときに光るランプ)が点灯しない
- N-BOXのインフォメーションディスプレイに「キー電池残量低下」の警告灯が表示されている(電池が少ないと警告音も鳴ります)
電池の寿命が来てしまうとスマートキーの機能が使えなくなってしまうので、電池が切れる前に定期的に電池を交換しましょう。
車検や定期点検のタイミングなどで交換するのがおすすめです。
また、普段使っていないスペアキーも、電池が消耗されている可能性があります。
メインのキーの電池交換をする際は、スペアキーもセットで交換しておくと安心です。
N-BOXの鍵を電池交換する手順
ホンダのN-BOXは2017年9月に1度モデルチェンジをしており、現在のところ2011年12月にデビューした初代(JF1/2型)と、モデルチェンジ後の二代目(JF3/4型)という2つのモデルが存在します。
どちらも鍵の電池交換の方法や使われている電池の種類は変わらないので、以下の手順で電池交換が可能です。
用意するもの
- ボタン電池CR1632(HONDA N-BOX2017年式 取扱説明書に掲載)
- コイン(なんのコインでも良いが、厚み的に500円玉がちょうど良い)
- マイナスドライバーなど先が薄くて細いもの(つま楊枝でもOK)
- 柔らかい布(メガネ拭きなど)
ボタン電池の「CR1632」は200〜300円程度で、家電量販店やホームセンター、コンビニのほか、100円ショップなどでも入手可能です。
電池の交換手順
- ホンダのエンブレム「Hマーク」を上にする
- スマートキーのエンブレム側にあるマイナスの溝にコインを差し込む
そのままだとカバーに傷がつきやすいので、メガネ拭きなどの柔らかい布をコインに巻きましょう。
- コインをひねってカバーをパカッと外す
コインを回すとテコの原理でパカッとカバーが開きます。
少し力が必要ですが、一気に外すと中の部品が飛び出してしまい元の位置がわからなくなるため、慎重に回します。
カバーを外した際の部品の向きなどは、元に戻すときのために覚えておきましょう。
スマホで写真を撮っておくのもオススメです。
- ボタン電池を交換する
ホンダのエンブレム「Hマーク」がついているカバーから基盤を取り出して、ボタン電池を交換します。
ボタン電池を押さえる爪が電池を固定しているため、マイナスドライバーなどを挿し込んでボタン電池を外します。
電池をセットする際は、プラスとマイナスを間違えないように注意しましょう。
- カバーを元に戻す
カバーを元に戻します。カチッと音がなるまでしっかりとカバーをはめ込みましょう。
スマートキーのボタンを押して、インジケーターが点灯すれば電池交換は成功です。
実際にエンジンをかけてみて、「電池残量低下」のアイコンが消えていることも確認しましょう。
電池交換時の注意点
ボタン電池はとても小さく、子どもやペットが誤って飲み込むと非常に危険です。中には重症化して手術が必要になるケースもあるため、誤飲しないよう十分に注意してください。
万が一飲み込んでしまった場合はただちに医療機関を受診しましょう。
N-BOXスマートキー電池切れ時の解錠・エンジン始動方法
スマートキーの電池が切れると、遠隔操作でのドアの開閉や、タッチしての解錠ができなくなります。
また、電池が切れた状態では通常通りの方法でエンジンを起動できません。
そのような場合のドアの解錠方法やエンジンの始動方法を説明します。
- 内蔵キーでドアのロックを開ける
N-BOXのスマートキーの中には、電池切れのときやバッテリーが上がってしまったときなどに備えて内蔵キーといわれる鍵が収納されています。
内蔵キーは、スマートキーの側面にあるノブを押しながら引き出します。
内蔵キーを引き出したら、鍵穴に挿し込んで手動でドアを開けましょう。
なお、前回スマートキーで施錠していた場合は、ドアを開けた際にセキュリティのブザーが鳴る場合があります。大きな音が出て驚くので、心の準備をしておきましょう。
エンジンを始動するとブザーが止むので、落ち着いて次の手順に進みます。
- プッシュスタートボタン(「ENGINE START/STOP」ボタン)を押す
プッシュスタートボタンを押すと、ピー・ピーとなりながらボタンが30秒間点滅します。
- スマートキーの「H」マークをスタートボタンに接触させる
ボタンが点滅している間に、スマートキーのエンブレム(Hマーク)をスタートボタンに接触させるとピッと音がなり、スタートボタンが10秒間点灯します。
- ブレーキを踏みながらスタートボタンを押す
点灯している間にブレーキを踏みながらスタートボタンを押すと、エンジンが掛かります。
このとき、ブレーキを踏まないでボタンを押した場合はアクセサリーモードになります。
少しややこしいですが、流れをまとめると以下のとおりです。
内蔵キーでドアを開ける→スイッチを押す→鍵をスイッチに接触させる→ブレーキを踏みながらもう一度スイッチを押す
スマートキーの電池交換をしたけどオートスライドドアが開かない場合
パワースライドドアがついているタイプの場合、スマートキーのパワースライドドアボタンを押すと遠隔でスライドドアを開けます。
スマートキーの電池を交換したのにボタンでパワースライドドアが反応しないという場合は、故障を疑う前に以下のことをチェックしてみてください。
キーレスエントリーで施錠・解錠はできるか
スマートキーを使ってドアの施錠・解錠ができるかを確認しましょう。もしドアが施錠・解錠できない場合は、電池交換が失敗している可能性があります。
その場合は、電池のプラス・マイナスが反対になっている、電池の残量が無いなどの原因が考えられます。
施錠・解錠ができたとしてもパワースライドドアが反応しない、という場合は、以下の方法を試してみてください。
パワースライドドアスイッチがオンになっているか
ハンドルの横にある「パワースライドドアスイッチ」がオンになっているか確認しましょう。オフになっているとスライドドアが動作しません。
スイッチがオフになっている場合はオンに切り替えて、再度パワースライドボタンが動作するか試してみましょう。
スマートキーのパワースライドボタンを1秒以上長押ししているか
スマートキーのパワースライドドアボタンは、短い時間カチッと押しただけでは反応しません。
1秒以上長押しする必要があるので、長押しでパワースライドドアが反応するか確認しましょう。
フューエルリッド(給油キャップ)が開いていないか
フューエルリッド(給油キャップ)が開いている場合はストッパーが作動して、パワースライドドアが途中で止まってしまいます。
フューエルリッドが閉まっているか確認しましょう。
これらの方法を試してもパワースライドドアが反応しないという場合は、ディーラーに相談してみましょう。
【注意】スマートキーの電池残量低下はインロックの原因に
スマートキーの電池残量が低下していると、誤作動などで鍵がインロックされてしまうリスクが高まります。
通常、車はスマートキーが発する電波を受信して位置を確認しているため、車内にスマートキーがある状態では施錠されない仕組みになっています。
しかし、スマートキーの電池残量が低下していると、スマートキーが発する電波が弱まり、鍵が車内にあるにもかかわらず「車内にスマートキーはない」と判断されてロックがかかってしまうことがあるのです。
また、電池の残量がある場合でも、近くにテレビ塔など強力な電波を発する源があると、スマートキーの電波が阻害され、誤作動でインロックが起こる可能性があります。
車外に出るときは必ずスマートキーを携帯するよう注意しましょう。
鍵がインロックされたときの対処法
鍵がインロックされてしまった場合は、以下の方法で解錠しましょう。
スペアキーを持ってきてもらう
万が一のために普段からスペアキーを持ち歩いているという人もいますが、そうでない場合は家族などにお願いしてスペアキーを持ってきてもらいましょう。
もしそれができないような状況であれば、以下の方法をお試しください。
ロードサービスを利用する
加入している自動車保険やJAF(日本自動車連盟)のロードサービスを利用しましょう。
JAFは会員であれば無料で鍵開けに対応してもらえます(非会員だと15,230円)。
JAFは24時間365日営業しているので、いざというときのために会員になっておくことをおすすめします。
鍵屋に解錠を依頼する
インロックしてしまった場合は、鍵屋に依頼することで鍵開けに対応してもらえます。
業者によって費用は変わりますが、JAFに加盟していない場合は鍵屋のほうが安く依頼できる可能性があるため、状況によっては鍵屋に依頼するのも良いでしょう。
車の鍵開けの費用相場 | 8,800円(税込)〜 |
車のバッテリーが上がったときもスマートキーが効かない
スマートキーの方ではなく、車の方のバッテリーが上がってしまった場合もスマートキーで解錠やエンジンスタートができなくなります。
バッテリーが上がってスマートキーのボタンで解錠できない場合は、内蔵キーを使ってドアを開けられます。
しかし、乗り込んだ際にセキュリティのブザーがなるかもしれず、注意が必要です。
通常、エンジンをかけるとブザーは鳴り止みますが、バッテリーが上がっているとエンジンがかけられないため、アラームが鳴り続ける可能性があります。
そのため、車のバッテリーの充電手段を確保してからドアを開けた方が良いでしょう。
バッテリーが上がってしまった場合の対処法
バッテリーが上がってしまった場合は、インロック同様、保険会社やJAFのロードサービスに救援してもらえます。
また、もし車にブースターケーブルを積んでいれば、近くの車に救援を求め、ジャンプスタートでエンジンをかけられる可能性があります。
ジャンプスタートとは、故障車のバッテリーを救援車などの外部のバッテリーとつなぎ、エンジンを始動させる方法です。救援車には、N-BOXと同じ12Vのバッテリーを装着している車を使用します。
ジャンプスタートの手順
1.自自車と救援車をケーブルがつなげる距離まで近づけ、エンジンをOFFにする
2.赤のブースターケーブルを、自車のバッテリーのプラス端子につなげる
3.赤のブースターケーブルの反対側を、救援車のバッテリーのプラス端子につなげる
4.黒のブースターケーブルを、救援車のバッテリーのマイナス端子につなげる
5.黒のブースターケーブルの反対側を、自車のエンジンのスタッドボルトにつなげる
6.救援車のエンジンをかけ、アクセルを踏んで回転数を少し上げる
7.5分ほどしたら、自車のエンジンをかける
8.自車のエンジンがかかったら、以下の順番でブースターケーブルを取り外す
①自車のエンジンのスタッドボルト
②救援車のバッテリーのマイナス端子
③救援車のバッテリーのプラス端子
④自車のバッテリーのプラス端子
自力で交換が難しい場合はディーラーへ相談
どうしても自力でスマートキーの電池を交換できない場合は、無理せずにディーラーや販売店に相談しましょう。
作業費用はかかりますが、安全・確実に交換をしてもらえます。作業費用の目安は500円〜1,000円程度とされていますが、正確な金額はディーラーに確認が必要です。
ディーラーであれば、車検や定期点検パックの点検など、定期的にプロの整備士によるチェックをしてもらえるので、鍵の電池残量が気になる場合はそういったタイミングで相談してみると良いでしょう。
そのほか、スマートキーの電池交換は以下のような場所でも依頼できる可能性があります。
- ガソリンスタンド
- オートバックスやイエローハットなどのカー用品店
対応できるかどうかは店舗にもよりますが、ディーラーに持ち込めない場合はこれらの店舗にも相談してみましょう。
N-BOXの鍵の電池交換は簡単!鍵開けが必要なときは鍵屋へ相談
今回はN-BOXのスマートキーの電池交換方法や交換のタイミングなどを説明しました。
特に難しい道具は必要なく、誰でも簡単に交換できますので、やったことがない人もぜひ挑戦してみてください。
うまく交換できない、交換したけど反応しないなど、どうしても困ったときはディーラーに相談しましょう。
エマージェンシーキーを車内に閉じ込めてしまった、エマージェンシーを紛失してしまい解錠できない、といったときは鍵屋の出番です。
鍵屋のキーホースは365日営業で深夜・早朝も対応。お電話一本で即日現場へ駆けつけますので、お気軽にご連絡ください。