ドアノブが外れたときの原因と対処法は?自分で直す方法と注意点を解説!

更新日:2025/10/22
ドアノブが外れたときの原因と対処法は?自分で直す方法と注意点を解説!

この記事でわかること

  • ドアノブが外れる主な原因
  • 今すぐできる応急処置と自力で直せるケース
  • 賃貸物件での正しい対応
  • DIY修理に必要な工具・注意点
  • 業者に依頼すべきケースと料金

ドアノブが急に外れると焦りますが、落ち着いて原因を確認し対策を検討しましょう。まずは落ち着いて状況を見極め、適切な応急処置や修理方法を選ぶことが大切です。

本記事ではドアノブが外れる原因や自分でできる対処法について解説します。ドアノブが外れてお困りの方はぜひとも参考にしてみてください。

ドアノブが外れる主な原因

原因

ドアノブが外れる原因は主に次のようなものがあります。長年使い続けることでネジが緩みやすくなり、それが放置されるとドアノブが急に外れるトラブルにつながります。ここではドアノブが外れる原因について解説します。

ネジの緩み・摩耗

毎日何度もドアノブを操作することで、固定用のネジは徐々に緩んでいきます。ネジが緩んだ状態で使い続けると、ドアノブがグラつくようになり、最終的に外れてしまいます。

緩んだネジはドライバーで締め直すだけで直ることが多いですが、ネジ穴が広がっている場合はパテや木材で穴を補修してから再度ネジ留めする必要があります。定期的にネジを点検し増し締めしておくことで、ドアノブの外れを予防できます。

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内部部品の劣化・破損

ドアノブ内部にはラッチやスプリング、芯棒(四角い棒)など複数の部品が組み込まれています。長年の使用や汚れ、錆でこれらの部品が摩耗・破損すると、部品同士が正しくかみ合わずにドアノブが固定できなくなります。

内部の不具合が原因の場合、同じドアノブを使い続けるとすぐに再発する恐れがあるため、新しいドアノブやラッチケースなどへの交換を検討したほうが良いでしょう。

錆び付きや汚れ

特に浴室やトイレなど湿気の多い場所では、ドアノブ内部に錆が生じやすくなります。錆びが広がると部品が固着し、ドアノブが折れたり動かなくなる原因になります。

表面に錆が見えなくても内部で錆びが進行していることもあり、動作に異常を感じたら早めに清掃や交換を行いましょう。錆びて固着したドアノブはノコギリや電動工具で取り外す必要があるため、自力作業に不安がある場合は業者に依頼するのが安心です。

乱暴な扱い・衝撃

ドアノブは日常的に頻繁に操作されるため、力を込めたり振動を受けたりすると劣化が早まります。例えば、子どもがドアノブにぶら下がる、重い荷物を引っかけたままドアを開閉するなどの動作で、ドアノブが外れたり内部部品が破損することがあります。

強い衝撃や過度な力を避けることで長持ちさせ、万が一故障したら速やかに点検・修理を行いましょう。

お電話は0120-955-127

ドアノブが外れたときの応急処置

対処法

ドアノブが外れた場合の第一優先は、安全に部屋を出ることです。まずは扉が開くか確認し、それでも開かない場合は落ち着いて対策を行いましょう。

扉を開ける方法(閉じ込め対策)

室内にいるときにドアノブが外れて開かなくなった場合は、ドア側面にある「ラッチ」を直接操作する方法があります。クレジットカードのような薄く硬いものや、トイレットペーパーの芯、定規などを隙間から差し込んでラッチを押し込むことで、扉を開けられることがあります。

カードなどを差し込む際は、破損しても構わないものを使うと安全です。もしこれらの方法で解錠できないときは、鍵屋など専門業者に解錠を依頼しましょう。突然閉じ込められても慌てず、利用可能な道具で試してみてください。

ドアノブの再取付・固定

外れたドアノブが手で戻せるタイプの場合は、元の位置に差し込んでみましょう。手で簡単に取り外せる仕様なら故障ではなく取り外しと同じ作業で済むため、再度はめ込んで回して固定すれば直ることがあります。

また、ドアノブと台座を固定しているネジが緩んで取れた場合は、プラスドライバーでネジを締め直して状態を確認します。ドアが開けば、再度閉まらないようドアストッパーや重い物で固定しておくと安全です。外れた原因となったネジや部品が落ちていないか周辺を点検し、見つかった部品が故障原因であれば交換を検討しましょう。

仮固定などの応急策

扉が開いたら、すぐに元通りの位置で安定するよう仮固定します。たとえば、マスキングテープやガムテープをドアノブの位置に貼って一時的に固定したり、ドア側面のラッチを押し込んだままテープで固定する方法もあります。

もしくはドアの前後に重い物を置いて自然に閉まらないようにしておくなど、安全策を講じましょう。これらはあくまで応急処置なので、後日しっかり修理・交換してください。

周囲の人に連絡する

とくに子どもや高齢者が室内にいる場合は、外部と連絡を取って助けを呼びましょう。携帯電話やスマートフォンがあれば外から連絡し、いなければ大声を出したりドアを叩いたりして異変を知らせます。

また、同居している家族や隣人に電話で助けを依頼すれば、外側からドアを開けてもらえる可能性があります。安全確保を最優先に行動しましょう。

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賃貸物件の場合の対応

確認

賃貸住宅でドアノブが外れた場合、まずは勝手に修理せず管理会社や大家さんに連絡することが重要です。賃貸物件のドアノブは原則所有者(管理会社・大家)の設備にあたるため、借主が無断で鍵屋に依頼・修理を行うとトラブルになることがあります。管理会社の指示に従い、修理許可の有無や費用負担範囲を確認しましょう。

管理会社・大家への連絡

ドアノブの故障が経年劣化によるものなら、修理・交換費用は貸主側(管理会社または大家さん)が負担する場合が多いです。しかし、借主が不注意で故障させた場合は借主負担となることもあります。

問い合わせの際に「いつ、どのような状況で外れたか」を正しく伝えて、管理会社の指示を仰いでください。鍵業者に依頼する場合も、管理会社の許可なしには基本的にできないので注意が必要です。

故障原因別の費用負担

原因が経年劣化や通常使用による劣化であれば、大家さん負担で対応してもらえる場合があります。

逆に、借主が無理な力を加えたりいたずらして外れた場合は自己負担となることが多いので、修理時には原因を明確にしておくことも大切です。判断に迷うときは管理会社に事情を相談しましょう。

賃貸物件でドアノブの修理を自分でするときの注意点

基本的に借主が勝手にドアノブを交換・修理することは推奨されません。勝手に部品を外して再設置すると「原状回復義務」に抵触する可能性があります。

どうしても自力で直したい場合でも、管理会社に許可を得たうえで実施するようにしてください。許可なく作業を行うと、トラブルになったり費用を請求されたりすることがあります。

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自分で修理する際の準備と注意点

検索

DIYで修理を試みる前に、ドアノブの種類や必要工具・部品を確認しましょう。室内ドアによく用いられるチューブラ錠(シリンダーキーなしの握り玉タイプなど)は構造が単純で、自分で修理できるケースが多いです。一方、玄関ドアなどに使われるプッシュプル錠やサムラッチ錠は複雑な構造のため、個人での修理は難しく専門業者への依頼をおすすめします。

ドアノブの種類と難易度確認

まず、自分のドアノブがどのタイプかを確認します。シンプルなチューブラ錠(握り玉やレバーのみで鍵なしのもの)ならば、工具でのネジ締めや掃除などで直る場合があります。

一方で、サムターンや引き戸式の複雑な錠前の場合は分解が難しく、DIYでは対処しにくいです。修理が難しそうなときは、無理に自己判断せずプロに依頼することも検討しましょう。

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必要な工具と部品の選び方

DIY修理には基本的にドライバー類(プラスドライバー、マイナスドライバー)が必要です。円筒錠の場合は取り外しに千枚通しや針を使うことがあり、インテグラル錠ならグリップ付き手袋やウォーターポンププライヤーがあると便利です。

加えて、六角レンチやピンセット、ワイヤーブラシなども揃えておくと安心です。ネジが緩んでいる場合はロックタイト(ゆるみ止め剤)も用意しておくと、再発を防ぎやすくなります。修理中に部品を紛失しないよう、トレイを用意して小さいネジをまとめておきましょう。

型番・適合部品の調べ方

ドアノブやラッチの交換部品を用意するときは、ドアの側面にある金属板(フロントプレート)に刻印されたメーカー名やサイズを確認します。ミワ、GOAL、SHOWA(ユーシンショウワ)など、主な錠前メーカーはさまざまです。

間違った部品を買うと取り付けできない上、防犯上返品不可のこともあるため、刻印情報をもとに正しい部品を選びましょう。

修理前の注意点

DIYで作業する際は必ずドアを開いた状態にし、ドアが閉まらないようドアストッパーや重いものを使用して固定します。ドアノブを外している間に扉が閉まると締め出しや閉じ込めの原因になるためです。

また、作業前には自分のスキルや工具を再確認し、「どこが原因か」「必要な部品は揃うか」を検討してから始めましょう。

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DIY修理の具体的な方法

方法

工具が揃い原因が特定できたら、実際に作業を行います。まずは緩んでいるネジを締め直し、簡単なメンテナンスから取りかかるのがおすすめです。

ネジを締め直す方法

ドアノブの根元や台座、フロントプレートに留まっているネジをプラスドライバーで締め直します。ネジはドアノブが取れる原因となりやすいため、全てのネジを確認し緩んでいれば増し締めしましょう。特にフロントプレートのネジが緩むとドアノブ連動不良が起こりやすいので念入りにチェックします。

ネジが見当たらない、ネジ穴が潰れている場合は、ネジを新品に交換したり穴を補修してから締め直します。ネジで固定できたらドアを開閉して正常になったか確認しましょう。

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錆び落としと潤滑

錆びや汚れで動きが悪くなっている場合は、ラッチや内部機構の清掃を行います。サビ付き部品には市販の錆取り剤を使い、ブラシで錆を落とします。サビが固着している場合は、専門業者に依頼することを検討したほうが安全です。

清掃後はドアノブの可動部分に潤滑剤(シリコンスプレーや油)を少量吹き付けてスムーズに動くようにしておきます。定期的な潤滑で内部の摩耗を防止し、動作不良の予防につなげましょう。

内部部品の交換

内部部品が割れたり摩耗が激しい場合は、部品交換が必要です。例えば芯棒が折れている、バネが壊れているときはその部品単体で交換できるか確認します。

ただしドアノブ内部のパーツ交換は難易度が高く、作業を誤ると再発する恐れもあるため、交換自体が難しければ新しいドアノブごと交換するのが無難です。部品交換を行う場合も、事前に型番やサイズを必ず確認してから作業を進めてください。

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業者に依頼する場合の費用相場

費用相場

自力での解決が難しい場合や急いでいる場合は、鍵専門の業者に依頼しましょう。プロの鍵屋は特殊な工具や技術で確実に直してくれます。

業者依頼時の費用相場

鍵屋にドアノブの修理や交換を依頼する場合、料金は症状の内容や部品によって変わりますが、一般的には軽作業(ねじ締め直しや部品の再固定など)であれば約8,000円前後が相場です。

分解洗浄など手間のかかる中作業になると約15,000円前後かかる場合があります。ただし、緊急対応で夜間や休日対応の場合、別途割増料金が発生することがあるので事前に見積もりを確認しましょう。

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業者依頼のメリット

専門業者に依頼すれば、自分で用意しにくい純正パーツや高精度な部品を即日で手配できるほか、専門工具(スナップリングプライヤーや電動工具など)で素早く修理が進みます。

鍵技師や防犯設備士の有資格者が対応するため、細かいガタツキ調整や鍵穴内部の清掃など、DIYでは難しい精密作業も確実に仕上げてもらえます。保証付きの作業で安全かつ確実に問題を解消できる点も大きなメリットです。

緊急時は専門家へ

ドアノブが外れて扉が開かないなど、緊急を要する場合にはすぐに専門業者への連絡を検討しましょう。状況によっては短時間で現場に駆けつけてくれる鍵屋も多く、開錠作業を含めスムーズに対応してくれます。

特に閉じ込めや防犯上のリスクが懸念されるときは、早めのプロ依頼が安心につながります。

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ドアノブが外れたら慌てず冷静に、原因に応じた対応を

鍵屋キーホーストップ画像

ドアノブが外れるトラブルは、経年劣化やネジの緩み、内部部品の破損などが主な原因です。まずは状況を確認し、安全を確保したうえで、扉を開ける・仮固定するなどの応急処置を行いましょう。自分でネジの締め直しや部品交換ができる場合もありますが、複雑な構造や錆び付きがある場合は、無理せず専門業者への依頼を検討してください。

特に賃貸物件では、管理会社や大家さんへの相談が必要になることも多いため、勝手な修理は控えるべきです。また、放置すれば閉じ込めや防犯上のリスクもあるため、早めの対応が大切です。

もし「自分では対処できない」「すぐに直したい」と感じたときは、365日対応可能な鍵のプロフェッショナル【鍵屋キーホース】へご相談ください。経験豊富なスタッフが迅速・丁寧に対応し、安心と安全を取り戻すお手伝いをいたします。

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