オートロックの鍵を忘れたときの対処法!やってはいけない行動も紹介

更新日:2022/12/29
オートロックの鍵を忘れたときの対処法!やってはいけない行動も紹介

この記事でわかること

オートロックに閉め出されたときの対処法と、鍵を持たずに外出を防ぐ方法について解説しています。

マンションのオートロックは、住人ではない部外者が建物内に入ることを容易に防ぐことができます。その反面、鍵を忘れて外に出たときは住人であっても閉め出されてしまうのがデメリットです。

この記事では、オートロック付きマンションで鍵を忘れて出てしまった場合の適切な対処法や、やってはいけないNG行動などについて詳しく説明していきます。

オートロックの鍵を忘れて閉め出された!よくある状況とは

日常でオートロックの鍵を忘れて閉め出されてしまうという状況としては、次のようなことがあげられます。1つめは、ごみ出しや近所のコンビニへ行くときなど、短時間ですぐ戻れるような用事で出るときです。特に、ごみ出しで回収車が来るまでの時間が迫っているような場合は、そのことが気になって忘れてしまうことは多いのではないでしょうか。

2つめは、慌てているときです。出勤で時間がないときや急用など、すぐに出なければいけないときも注意が散漫になるため鍵を忘れやすくなります。他にも、置き場所を変えたために鍵の存在自体忘れてしまうということもあります。
いつも使っているバッグを変えたとき、鍵だけ入れ忘れるということもあるでしょう。自分では持って出たつもりでも、いざ帰宅して初めて気づくということは多いものです。

オートロックの鍵を忘れて入れない場合の対処法!

マンションのオートロックの鍵は、部屋に使われているものと同じ鍵で解錠できる「逆マスター」タイプを使用していることが多いものです。少し出るだけという軽い気持ちで施錠せずに外へ出て閉め出されるのは、部屋の鍵でもあるオートロックの鍵を持たないことで起こります。

そのようなときはどうしたらいいのか、鍵を持たずにオートロックに閉め出されてしまったときの対処法を紹介していきます。

鍵を持っている人に連絡する

家族など同居している人がいる場合は、連絡を取って帰宅してもらいましょう。もちろん、同居人がすぐに戻れるような状況のときに限定されますが、簡単に解決します。

近所に住む両親や親類など近しい人に鍵を預けているなら、連絡を入れて駆けつけてもらうという方法もあります。また、同じマンション内に知り合いや親しくしている人がいれば、その人に連絡して開けてもらうのもいいでしょう。

いずれにしても、何らかの事情で鍵を持っていてすぐに開けられる人に助けてもらうのがもっとも確実な方法です。部屋を出るとき、鍵を忘れることはあってもスマートフォンは必ず持って出るという人は多いといえます。適切な相手がすぐに思い浮かばないときでも、スマートフォンに登録している番号の中に同じマンションの住人など開けられそうな人を見つけられるかもしれません。

他の住人が来るのを待つ

マンション内に知り合いがいない場合でも、他の住人が来るのを待っていれば一緒に入ることができます。マンション内の住人が帰宅してオートロックを解除する際、そのまま中に入れてもらえば問題ありません。この場合、何も言わずに黙ってついていくだけでは不審者のように見えるので注意が必要です。これまで面識がない人でも、まず声をかけて簡単に自己紹介し、事情を説明したうえで入れてもらいましょう。

ストーカーやさまざまな犯罪が多くなったことで、少しでも不審に感じると警戒する人は増えています。最低でも部屋の番号や名前は伝えるなどし、住人であることをわかってもらえるような説明は必要です。

ただし、この方法の場合、早朝や深夜の場合はなかなか人が来ないというリスクを伴います。大型連休や年末年始のように、帰省や旅行などが多い時期もタイミングよく誰かが帰宅するということは少ないかもしれません。

管理会社に連絡を入れる

マンションの管理会社の連絡先がわかるときは、まず電話してみましょう。管理会社はマスターキーを持っているので、オートロックを解錠できます。

もしくは、警備会社との連携があれば管理会社が直接来ない場合でも警備員を派遣してくれます。連絡先がわからない場合でも諦めることはありません。管理人室の周辺やエントランス付近など、何かしら管理会社の連絡先が書かれていることは多いものです。

もちろん、管理人が常駐しているマンションもあるでしょう。その場合は、すぐに「鍵を忘れた」ことを相談すれば開けてもらうことができます。ただし、管理会社側でマスターキーや合鍵を管理していないケースもあります。夜間や早朝のような営業時間外での対応は別会社に割り振っている場合もあるので、必ずしも対応してもらえるとは限りません。管理会社の対応は期待できなくても、いわゆる安心サポートのような別の電話番号を案内してくれることもありますから、深夜でも諦めずに電話してみることです。

鍵屋に開けてもらう

オートロックの解錠は、鍵屋に依頼するのも一つの方法です。ただ、個人からの依頼ではエントランスなど共用部分の鍵開けをできないことになっています。ですから、その場合はまず管理会社に連絡をしておきましょう。一旦管理会社を通してから鍵屋に依頼するか、大家さんに立ち会ってもらう必要があります。

営業時間外で管理会社と連絡が取れないという場合もあるかもしれません。夜間でも対応している鍵屋もあります。管理会社が対応していない時間帯で困ったときは、ひとまず鍵屋に相談すると適切な対処を考えてもらえるでしょう。

オートロックの解錠で鍵屋を呼ぶときに知っておきたいこと

先述した通り、マンションの共用部分に関しては個人からの依頼で鍵屋が直接鍵開けの作業を受けることはできません。管理会社の許可を得たうえで鍵屋が依頼を受けるときも、顔写真がついた身分証明書を用意しましょう。もしも、そのマンションの住人であることを証明するものがない場合は、警察の立ち合いが必要です。

そして、鍵屋に依頼する場合には費用がかかります。鍵開けの料金は8800円〜で設定していることが多いですが、深夜なら深夜早朝料金が加算されることもあります。鍵屋によっては、出動費用(出張費用)も追加されるかもしれません。

ただし、実際の作業費は鍵の難易度によって左右されます。8800円〜というのは最低料金ですから、最新のセキュリティを導入したエントランスなどの場合は、さらに高額になる可能性が高くなります。

オートロックで閉め出されたときのNGな対処法!

オートロックで閉め出されたときは、慌てて何とか入る手段をあれこれ考えるのではないでしょうか。しかし、手段によっては後で別の問題に発展することもあります。ついやってみたくなるかもしれませんが、実際にはNGになる対処法を紹介していきます。

塀をよじ登るなどして無理やり侵入する

塀をよじ登るなど、無理な侵入を試みるのは危険であり、やってはいけない対処法です。正当な場所以外から建物内に侵入する行為をすれば、不審者と間違われる恐れが出てきます。事情を知らない人が見たら、管理人に通報される可能性は高いでしょう。警備が出動するかもしれませんし、警察に通報されてもおかしくありません。

侵入に成功できた場合でも、防犯カメラに映るなど後から問題になる可能性もあります。たまたま近隣で空き巣などの犯罪が発生しているようなことがあれば、疑われるかもしれません。

非常解錠ボタンを使う

通常、オートロックには非常時に消防などが解錠できるよう、非常解錠ボタンが備えられています。このボタンの場所を知っていたり目に入ったりすれば、鍵を忘れたことを非常事態と判断して押す人もいるかもしれません。非常解錠ボタンを押すと、アラームが鳴ったり警備会社へそのまま通報がされたりする場合もあります。警備員が駆けつけて大事になることもあります。

非常解錠ボタンを使用できるのは、火事などのように建物自体に問題が発生した場合です。やむを得ない状況に対して使うもので、個人が鍵を忘れた程度で押してはいけません。中には慌てて判断を誤る人もいるでしょう。しかし、警備員が駆けつけるようなことがあれば、その出動費用を請求される可能性もあるので注意したいものです。

紙などを挿し込んでオートロックを開ける

オートロックは、内側のセンサーの範囲内にいる人を感知して解錠するという仕組みになっています。そのため、人であると誤認させるようなものでも鍵が開くこともあります。例えば、ドアの隙間から挿し込んだり落としたりした紙に反応することもあるでしょう。しかし、だからといって故意に紙などを差し込むのはNGです。

そもそも、紙などを挿し込むこと自体、適切な解錠方法ではありません。不審者に間違われかねない方法でもあるため、避けるのが賢明です。もちろん、このような方法に対してあらかじめ対策されているオートロックもあるので、試さないようにしましょう。

他の部屋のインターホンをむやみに鳴らす

説明したように、マンションの住人に開けてもらうのは中に入る方法の一つです。しかし、だからといって他の部屋のインターホンを鳴らして開けてもらうことはNG行為になります。この方法を行っても良いのは、親しい住人がいる場合だけです。

そもそも、インターホンを慣らされた相手にしてみても困惑するでしょう。世の中には、住人を装って中に侵入することを考える人もいます。インターホンを鳴らされても、相手が知らない人なら本当の住人なのか部外者なのか判断に困ってしまいます。特に、早朝や深夜なら、インターホンを鳴らすこと自体がマナー違反です。

オートロックの鍵忘れを防ぐにはどうしたらいい?

オートロックで閉め出されるというトラブルを避けるには、鍵を忘れないことです。少しの時間であっても、自分の部屋を出るときは必ず施錠したうえで鍵を持ち歩くという習慣をつけておきましょう。玄関で気づいても、取りに戻るのが面倒ということもあります。そのようなときでも大丈夫なように、玄関に鍵の収納スペースを作っておくのも良い対策です。

良さそうなスペースがない場合は、玄関ドアにマグネットフックなどを付けて鍵を掛けておくのもいいでしょう。玄関ドアは人目につきやすく心配だという人は、シューズクロークのドアなどでもいいかもしれません。出掛ける際に視界に入りやすく忘れにくい場所に置く習慣をつけると、オートロックの閉め出しを防ぎやすくなります。

オートロックの鍵開けでどうしても困ったときはご相談を!

鍵屋は、オートロックの解錠も可能です。しかし、マンションの共用部分の鍵開けについては、個人から直接依頼を受けることはできません。閉め出されたときは、まず管理会社に連絡を入れてください。そのうえでご依頼を引き受けさせていただきます。また、管理会社に連絡がつかないなどお困りのときも、ぜひご相談ください。適切な方法をご提案いたします。

お電話は0120-955-127

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