鍵が鍵穴で折れたときの対処法!自分でできる応急処置と業者に依頼すべきケースを解説

更新日:2025/04/22
鍵が鍵穴で折れたときの対処法!自分でできる応急処置と業者に依頼すべきケースを解説

この記事でわかること

  • 鍵が鍵穴の中で折れたときの対処手順
  • 折れた鍵を自分で取り出す方法と注意点
  • 自力で対処できない場合に業者へ依頼する判断基準
  • 鍵の修理や交換に保険が使えるケースと申請方法
  • 今後鍵が折れないようにするための予防対策

突然、玄関の鍵を開けようとした際に「ポキッ」と嫌な音がして、鍵が鍵穴の中で折れてしまった…
そんなトラブルに遭遇した方も少なくないはずです。このような状況では慌ててしまう方がほとんどですが、誤った対処をすると、かえって状況を悪化させてしまうおそれがあります。

この記事では、鍵が鍵穴の中で折れてしまった際の原因や自力でできる応急処置、業者への依頼方法や費用相場、さらには今後同じトラブルを防ぐための予防策までを丁寧に解説します。初めて鍵トラブルに直面する方でも理解しやすいようにまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。

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目次

鍵が鍵穴で折れてしまったときの対処法とは?

対処法

鍵が鍵穴の中で折れてしまったときは、まず冷静に状況を把握することが何よりも重要です。焦って力任せに取り出そうとすると、鍵穴自体を壊してしまうリスクがあるため注意が必要です。

まずは鍵がどこで折れたのか、どれくらい残っているのかを確認し、その上で自力で取り出せる可能性があるか、専門業者に頼ったほうが良いかを見極める必要があります。

また、ドアが施錠状態なのか解錠状態なのかによっても、取るべき行動は大きく異なります。ここでは、トラブルが発生した直後にやるべき基本的な対応について解説します。

まずは鍵の状態を冷静に確認しよう

鍵が折れてしまった場合、最初に確認すべきことは「どこで折れているか」です。鍵の根元が完全に鍵穴の奥で折れてしまった場合と、少し突き出た状態で残っている場合とでは、対処法が大きく異なります。

突き出ている場合は、自力で引き抜ける可能性もありますが、完全に中に残っている場合は無理に取り出そうとせず慎重に対応する必要があります。また、折れた部分の鍵が鍵穴内でどの向きで引っかかっているかも重要です。

可能であれば懐中電灯などで鍵穴の中を照らし、目視できる範囲で確認することが望ましいでしょう。焦って何かを差し込むと、鍵穴内部の精密なピン構造を傷つけてしまう恐れがあるため、慎重に状況を見極めることが大切です。

無理に引き抜こうとすると悪化するリスクがある

鍵が鍵穴の中で折れた場合、最もやってはいけないのが「無理に引き抜こうとすること」です。ドライバーやペンチ、針金などを使って無理に掴もうとすると、鍵穴の中のシリンダー部分を傷つけてしまい、結果的に鍵穴ごと交換する羽目になることがあります。

また、無理に取り出そうとして鍵の破片をさらに奥へ押し込んでしまうと、状況は一層悪化します。このような場合、鍵が詰まってしまい、ドアの解錠も施錠もできなくなるケースも報告されています。

鍵穴は精密に作られており、小さな破損でも全体の動作不良に繋がることがあるため、少しでも難しいと感じたら早めに専門業者へ依頼することが、安全かつ結果的に費用を抑える方法になります。

ドアが施錠されているかどうかで対応が変わる

鍵が折れてしまった際にもう一つ重要なのが、「ドアが開いている状態か、それとも施錠されている状態か」です。

もしドアがすでに開いていて、施錠されていない状態であれば、焦って無理に鍵を取り出す必要はありません。時間をかけて慎重に作業することが可能です。

しかし、ドアが施錠されている場合は、状況は一変します。鍵穴に破片が詰まったままだと通常の開錠ができないため、物理的な開錠作業が必要になるケースもあります。

特に深夜や外出先などでこのようなトラブルが発生した場合には、早急に対応が必要となるため、24時間対応の鍵業者に連絡するなど、迅速な判断が大切です。

鍵が折れる原因は?

鍵が鍵穴の中で折れてしまう原因は、決して一つではありません。金属の経年劣化から使用方法の問題、さらには鍵穴自体の状態に原因があるケースもあります。

原因を正しく知っておくことで、再発を防ぐ対策を講じることができます。ここでは、鍵が折れる主な3つの原因について詳しく解説します。

金属疲労や経年劣化による自然破損

鍵は毎日使用するものであり、その頻度が高ければ高いほど金属疲労が蓄積されていきます。特に古い鍵は、目に見えないヒビや歪みが蓄積しており、ある日突然ポキッと折れてしまうことがあります。

また、鍵の素材によっても耐久性は異なります。例えば真鍮製の鍵は比較的柔らかいため、年月が経つと摩耗や金属の疲労が進みやすくなります。さらに、湿気や雨水によるサビの影響も無視できません。

鍵がサビてしまうと、内部の強度が低下しており、ちょっとした力でも折れやすくなるのです。こうした経年による自然劣化は避けられないものではありますが、定期的な点検や交換を行うことで未然にトラブルを防ぐことができます。

力任せの操作や乱暴な扱いによる破損

鍵がスムーズに回らないときに、無理やり力を入れて回そうとしていませんか?実はこれが鍵の破損原因として非常に多いパターンです。鍵が途中で引っかかるのは、鍵穴内部のピンに異物が詰まっていたり、潤滑不足になっていたりするサインであり、力任せに操作するのは避けるべきです。

また、鍵を差し込むときに斜めに入れてしまうクセがあると、鍵にねじれが加わり、内部で破損する可能性が高まります。特にディンプルキーなどの精密な構造を持つ鍵は、少しの歪みでも破損に繋がることがあるため注意が必要です。鍵は精密機械の一部と捉えて、常に丁寧に扱うことが求められます。

鍵穴の内部トラブルが原因になることもある

一見すると鍵自体に問題があるように思われがちですが、実は鍵穴(シリンダー)側に問題があるケースも少なくありません。たとえば、長年使用しているうちに鍵穴内部にホコリやゴミがたまり、ピンの動きが悪くなっていることがあります。

そうなると、鍵の挿入や回転に引っかかりが生じ、それが無理な力を加えるきっかけとなってしまいます。また、鍵穴内部にサビが発生して動きが悪くなっている場合も、鍵が途中で引っかかり折れてしまう原因となります。

鍵穴内部に原因がある場合は、鍵だけを交換しても根本的な解決にはなりません。鍵穴の洗浄や注油、必要であればシリンダーの交換も視野に入れることが大切です。

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自分でできる!鍵穴に残った鍵を取り出す方法

できる

鍵が鍵穴の中で折れてしまった場合でも、状況によっては自分の手で取り出すことが可能です。ただし、方法を誤ると鍵穴を傷つけたり、かえって鍵を奥に押し込んでしまったりする危険性もあります。

ここでは、自力で折れた鍵を取り出すための具体的な方法をいくつかご紹介します。安全に試せる手段を選び、無理はせず状況に応じて判断しましょう。

ピンセットや針金を使って取り出す方法

鍵の破片がわずかに突き出ている場合には、ピンセットや細い針金を使って引き抜ける可能性があります。先端が細く、滑りにくいゴム加工のピンセットであれば掴みやすく、金属の破片をしっかり持つことができます。

また、細い針金をU字型に折り、鍵の左右から挟み込むようにして引き抜く方法もあります。この際、力を入れすぎると鍵がさらに奥に押し込まれてしまうので、慎重に操作しましょう。

角度や向きがうまく合わないと取り出せないこともありますが、軽度の詰まりであればこの方法で解決できるケースも多くあります。暗くて見えにくい場合は懐中電灯で鍵穴内部を照らしながら作業しましょう。

接着剤で引き出す応急処置のやり方と注意点

ピンセットでつまめない場合、瞬間接着剤を利用するという応急処置もあります。使い方としては、元の鍵の折れていない部分や、細い棒状のものに瞬間接着剤を薄く塗り、鍵穴に挿し込んで折れた鍵と接着させ、固まった後にゆっくり引き抜くという方法です。

ただし、この方法にはリスクも伴います。接着剤が鍵穴の内部に広がってしまうと、ピンやスプリングの動作を妨げ、鍵穴自体が使えなくなってしまうことがあります。また、固まりきる前に引き抜こうとすると、逆に破片が中でずれて詰まりがひどくなることもあるため、どうしても試してみたいという方は自己責任で行ってください。

この方法はあくまで「どうしても今すぐ鍵を抜きたい」という緊急時の最終手段と考え、基本的には他の方法で対応できないときにのみ試すようにしましょう。

鍵抜き専用ツールやマグネットの活用法

市販されている「鍵抜き専用ツール」は、鍵穴内に残った破片を安全に取り出すために作られた専用道具です。先端が特殊な形状になっており、鍵の溝に引っかけて抜くことができるように設計されています。

ホームセンターやネット通販でも購入可能で、価格も数百円〜1,000円程度と手ごろです。また、鍵が磁性を持つ金属(鉄やニッケル)でできている場合には、強力なマグネットを使って引き出すことも一つの手段です。

ただし、ディンプルキーなど一部の鍵は非磁性素材で作られていることがあるため、磁石が効かない場合もあります。いずれの方法も、力任せではなく慎重に操作することが重要で、鍵穴の奥に破片を押し込んでしまうことだけは避けましょう。

鍵穴を傷つけないために注意すべきポイント

鍵を自力で取り出そうとする際、最も気を付けたいのが「鍵穴を傷つけないこと」です。鍵穴内部は非常に繊細な構造になっており、ピンやスプリングなどのパーツが正常に動作することで鍵の開閉が可能となっています。

針金や金属製のツールで無理にこじ開けようとすると、内部のピンを変形させたり、シリンダーを摩耗させたりするリスクがあります。一度でも内部が破損してしまうと、最悪の場合、鍵交換やシリンダー全体の交換が必要になることもあります。

さらに、防犯性の高いディンプルキーや電子錠タイプなどでは、わずかな損傷でも開閉に大きく影響を及ぼします。作業中に少しでも違和感や手応えの変化を感じた場合は、それ以上無理をせず、すぐに専門の鍵業者に相談しましょう。

鍵穴に鍵が詰まったままでもドアを開ける方法はある?

疑問

鍵が鍵穴に詰まってしまったままの状態でも、状況によってはドアを開けることができるケースがあります。ただし、方法を間違えるとドアや鍵穴に損傷を与え、余計な修理費用がかかる可能性もあるため注意が必要です。

ここでは、詰まった状態からドアを開けられる条件や、試す価値のある方法について詳しく解説します。

鍵の先端が浅く残っている場合の対応

折れた鍵の先端が鍵穴の外に少しでも出ている場合は、比較的簡単に対応できる可能性があります。このような状態では、鍵を回す「テコの支点」となる部分が残っており、先端を慎重に回すことで解錠できる場合もあります。

ただし、通常の回し方では力が伝わらないため、ラジオペンチや薄型の金属板を使って慎重に回転方向に力を加える必要があります。また、鍵穴内での摩耗や変形がない場合に限られるため、少しでも違和感がある場合には無理をせず、中途半端に回して内部のピンを損傷させないようにしましょう。

うまくいけば、解錠した状態でゆっくりと取り出すことも可能になります。

施錠中か解錠中かで変わる開錠方法

鍵が折れた状態で施錠されているか解錠されているかによって、対応できる方法は大きく異なります。解錠中であれば、内側からの開閉が可能な場合もあり、室内に家族がいれば協力してもらうことでスムーズに開けられることがあります。

一方で施錠状態の場合は、シリンダー内のピンがロック位置にあるため、通常の手段では開けることができません。このような場合は、鍵穴からの開錠が困難となり、ピッキングや鍵穴自体の破壊的開錠が必要になるケースもあります。

ピッキング技術は専門的かつ高度なスキルを要するため、自力での対応は非常に難しく、ほとんどのケースで専門業者への依頼が必要になります。

無理に開けると扉やシリンダーを壊す恐れも

「どうしても開けたい」という焦りから、マイナスドライバーや金属棒を使って無理やり鍵穴をこじ開けようとする方もいますが、これは非常に危険な行為です。鍵穴やシリンダーを破壊してしまうと、ドア自体に損傷が及び、鍵の交換に加えてドアや枠ごとの修理が必要になることもあります。

特に防犯性の高いシリンダーが搭載されている場合、破壊には時間と手間がかかるうえに、周囲に不審者と誤解されるリスクもあります。また、マンションや賃貸住宅では、大家や管理会社の許可なしに破壊的開錠を行うとトラブルに発展することもあるため、絶対に避けましょう。

開錠がどうしても必要な場合は、信頼できる鍵業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。

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自力で解決できないときは鍵業者に相談しよう

サポート

鍵が鍵穴で折れてしまった場合、自力で対処できるケースもあれば、状況によっては無理をせず専門業者に依頼した方が良い場合もあります。特に鍵の破片が奥深く詰まっていたり、鍵穴の動作に異常があったりする場合は、自力での対応は危険です。

ここでは、鍵業者に依頼する際の作業内容や費用の目安、信頼できる業者の選び方、そして依頼から完了までの流れについて詳しく解説します。

鍵抜き・鍵開けの作業内容と対応範囲

鍵業者が行う作業は、状況に応じて「鍵抜き」や「鍵開け」など多岐にわたります。鍵抜きとは、鍵穴内に折れた鍵の破片を専用工具を使って取り除く作業で、鍵穴がまだ正常に機能している場合に行われます。

鍵開け作業は、鍵が施錠されたままで開けられない状態のときに、ピッキングや特殊工具を使って鍵穴を破壊せずに解錠する技術です。場合によっては、鍵穴の損傷が激しい、あるいは鍵が奥まで詰まっていて取り出しが不可能なときには、シリンダーの交換や扉の解体作業まで行われることもあります。

こうした作業は専門的な知識と経験を要するため、個人が真似しようとするのは危険です。特にディンプルキーやカードキーなどの特殊鍵に関しては、専用の機材と技術がなければ対処できません。

業者に依頼したときにかかる費用の目安

鍵業者への依頼には当然ながら費用がかかりますが、その相場は作業内容や時間帯、地域によって異なります。一般的に、折れた鍵の破片を取り出す「鍵抜き作業」の費用は5,000円〜15,000円程度が目安とされています。

もし鍵が詰まった状態で施錠されており、さらに「鍵開け」作業が必要な場合には、10,000円〜15,000円程度になることもあります。深夜や早朝などの時間帯に依頼する場合は、出張料や時間外料金が加算されることもあり、合計で20,000円以上になることもあるため注意が必要です。

また、鍵穴やシリンダーの破損が激しく、交換が必要になると部品代や工賃もかかってきます。トラブルの規模に応じて見積もりを出してもらい、納得した上で依頼することが大切です。

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業者を選ぶポイント

鍵が折れて家に入れない、あるいは外出できないといった緊急事態では、すぐに駆けつけてくれる業者の存在が心強いものです。しかし、慌てて検索して見つけた業者に依頼すると、悪質な業者に当たってしまう可能性もあるため注意が必要です。

まず確認すべきは、「電話で明確な料金を提示してくれるか」「出張費やキャンセル料が事前に案内されるか」といった点です。また、ホームページに会社概要や所在地、許可証の情報がきちんと掲載されている業者は信頼度が高い傾向にあります。

レビューや口コミの評価も参考になりますが、公式サイトやポータルサイトに掲載されているものを複数チェックするのが理想です。さらに、24時間対応・最短30分で到着などの対応スピードも、緊急時には非常に重要な判断材料となります。

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作業時間の目安と流れを把握しておこう

鍵業者に依頼すると、どれくらいの時間で作業が完了するのか気になる方も多いでしょう。一般的に、鍵抜き作業だけであれば15分〜30分程度で終了することが多いです。ただし、鍵が完全に詰まっていたり、解錠作業を含む場合には30分〜1時間以上かかることもあります。

作業の流れとしては、まず現場に到着したスタッフが状況を確認し、どのような方法で作業を進めるかを説明し、見積もりを提示してくれます。ここで納得ができたら、正式に作業開始となります。

作業後には、再発防止のためのアドバイスや必要であれば鍵の交換も提案されることがあります。作業内容と費用に納得できるよう、事前に流れを知っておくと安心です。

火災保険や家財保険で鍵の修理費は補償される?

鍵のトラブルによって修理や交換が必要になった場合、その費用が思ったより高額になることもあります。そこで気になるのが、加入している火災保険や家財保険が適用されるかどうかという点です。実は保険の内容によっては、鍵の修理や開錠、さらにはシリンダー交換費用が補償の対象となることがあります。

ここでは、どのようなケースで保険が使えるのか、補償対象かを見極める方法、実際に保険を利用する際の手続きについて詳しく解説します。

保険が適用されるケースとは?

鍵の修理費用が保険で補償されるのは、主に「偶発的な事故」や「第三者による被害」が原因の場合です。たとえば、空き巣によって玄関の鍵を破壊された、あるいは不審者によりシリンダーを壊されたといったケースでは、火災保険や家財保険の「盗難補償」が適用される可能性があります。

また、外出中に鍵が折れてしまい、業者に開錠と鍵交換を依頼せざるを得なかったような事例でも、特約によっては補償対象とみなされることがあります。ただし、経年劣化や自己過失による鍵の破損(例:力を入れすぎて鍵が折れた)については、基本的に保険の対象外となります。適用範囲は保険会社ごとに異なるため、補償内容をよく確認することが重要です。

補償対象かどうかの確認方法

鍵のトラブルが起きた際に保険が使えるかどうかを判断するには、まずは自分が契約している火災保険・家財保険の「保険証券」や「契約内容一覧」を確認しましょう。「盗難被害」「設備破損」「外部からの衝撃による破損」といった項目が含まれていれば、鍵関連のトラブルも補償対象になる可能性があります。

さらに、「鍵開け費用」「鍵交換費用」が明記されているオプションが含まれていれば、その費用も請求できる可能性が高まります。不明な場合は、保険会社または代理店に直接連絡し、具体的な状況を説明した上で補償対象になるかどうかを確認することが確実です。その際、被害状況を示す写真や業者の見積書などを準備しておくと、判断がスムーズに進みます。

申請時に必要な書類と手順

火災保険や家財保険を使って鍵の修理費を請求する場合、一定の書類と申請手順が必要になります。まず、損害発生時の「現場写真」や「被害状況の説明書類」は基本となる提出物です。鍵が破損した状況を示す写真を複数の角度から撮影しておくと、保険会社への説明がしやすくなります。

また、鍵業者から発行される「作業報告書」や「見積書」「領収書」なども必ず保管しておきましょう。これらの書類を添付して、保険会社に提出することで審査が行われます。場合によっては被害の原因を確認するための電話ヒアリングや、訪問調査が行われることもあります。スムーズに申請を通すためには、トラブル発生時の記録を丁寧に残し、迅速に保険会社へ連絡することが大切です。

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鍵が折れたときにやってはいけないNG行動

一部対応不可

鍵が鍵穴の中で折れてしまったとき、焦りからつい自己流で何とかしようとしてしまう方も少なくありません。しかし、間違った対処をすると事態が悪化し、修理費用が高額になる原因にもなります。

ここでは、やりがちだけど実は危険なNG行動を取り上げ、その理由やリスクについて詳しく解説します。事前に知っておけば、万が一のトラブル時にも冷静に判断できるようになります。

異物を差し込んで無理に回す

鍵穴に折れた鍵が残っている状態で、ドライバーやクリップ、金属棒などの異物を差し込んで無理やり鍵を回そうとするのはやめましょう。このような行為は、鍵穴内部にあるピンやスプリングを破損させてしまう原因となり、結果的にシリンダー全体の交換が必要になる可能性があります。

また、無理に回すことで、折れた鍵がさらに奥に押し込まれてしまい、取り出しが困難になることもあります。さらに、異物を使ったことで金属片が鍵穴内に残ってしまい、解錠できたとしてもその後の鍵の動作に支障をきたす恐れがあります。

自分で何かを差し込む前に、まずは落ち着いて状況を確認し、危険性の高い操作は控えるようにしましょう。

鍵穴に油や接着剤を過剰に使う

鍵が抜けないときに、「滑りを良くしよう」と考えて潤滑油を大量に鍵穴に吹きかけたり、接着剤を使って破片を引き出そうとする方もいますが、これも非常にリスクの高い行為です。

潤滑油を大量に注入すると、鍵穴内のピンやバネの動作に支障をきたし、鍵の動作がさらに悪くなる場合があります。市販のスプレータイプの潤滑剤には、樹脂を溶かす成分が含まれているものもあり、鍵穴内の部品を傷める恐れもあります。

また、接着剤を使う方法は確かに一部では有効とされますが、少しでも液が鍵穴内に流れ込むと、完全に固まって動かなくなる危険性があります。

どうしても使用する場合は、極少量で、しかも正確に使わなければなりませんが、リスクの高い方法であることを理解しておくべきです。

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シリンダー(鍵穴)をこじ開けようとする

鍵が回らなくなったり、開けられないことに腹を立てて、ドライバーやハンマーなどを使ってシリンダーごとこじ開けようとする方もいますが、これは最悪の手段です。

無理に物理的な力を加えると、鍵穴だけでなくドア本体や枠、場合によっては周辺の構造材まで損傷を与えてしまい、修復に高額な費用がかかることになります。

また、マンションや賃貸住宅などでは、設備を故意に破損させたと見なされ、トラブルの原因になることも少なくありません。シリンダーは精密な機構で構成されており、破壊せずに開けるための技術が求められる部分です。

自分で壊そうとするのではなく、早い段階で専門業者に依頼することが、最終的にもっとも安全な方法になります。

折れた鍵で合鍵は作れる?鍵を作成するときの注意点

鍵が折れてしまったあと、「この折れた鍵から合鍵は作れるのだろうか?」と考える方も少なくありません。再発防止やスペアキーとしての需要も高いため、合鍵を作りたいというニーズは非常に多いです。しかし、鍵の破損状況や種類によっては、合鍵作成が難しいケースもあります。

ここでは、折れた鍵から合鍵を作る際のポイントや注意すべき点について詳しく解説します。

破損状況によっては合鍵作成ができないことも

鍵が折れていても、破片がきれいに揃っていれば合鍵の作成は可能な場合があります。ただし、鍵の歯(ギザギザ部分)が欠けていたり、変形してしまっていると、正確な形状を読み取ることができず、合鍵の精度に影響を与えてしまいます。

特に、鍵の中でも重要な「切込み深さ」が見えない状態の場合、合鍵を作成してもスムーズに回らない、あるいは鍵穴に刺さらないといったトラブルが発生する可能性があります。また、折れた鍵の一部しか手元に残っていない場合には、鍵番号や設計情報がない限り、物理的に複製は難しいと言えるでしょう。

このような場合には、鍵穴(シリンダー)側の情報をもとに作成する「シリンダー読み取り方式」で対応可能かを業者に確認する必要があります。

鍵番号が分かれば作成できる可能性がある

折れた鍵が手元に残っておらず、合鍵を作りたい場合には、「鍵番号」の有無がカギを握ります。鍵番号とは、鍵の表面に刻印されている英数字のコードで、メーカーが鍵の形状を特定するために使用します。

この番号が分かれば、メーカーや正規の鍵業者で合鍵を取り寄せることが可能です。ただし、鍵番号だけで簡単に作成できるのは、一般的なギザギザ鍵(ディスクシリンダーなど)の場合であり、防犯性の高いディンプルキーやカードキーでは、所有者確認や本人証明が必要となることもあります。

また、鍵番号が摩耗して読み取れなくなっている場合には、番号照会や登録情報の確認が必要になり、作成までに時間がかかることもあるため、早めの対応が望まれます。万一のトラブルに備えて、鍵番号は控えておくと安心です。

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鍵が折れないようにするための予防法

対策

鍵が鍵穴で折れるというトラブルは、正しい知識と日頃のちょっとした工夫によって未然に防ぐことができます。鍵や鍵穴は日常的に使用される部品であるため、摩耗や劣化が進みやすい反面、定期的なメンテナンスや使用方法の見直しによって寿命を延ばすことが可能です。

ここでは、鍵が折れるのを防ぐために実践しておきたい基本的な予防法をご紹介します。

鍵穴のメンテナンスを定期的に行う

鍵穴の内部には、目に見えないホコリやゴミ、金属の粉などが少しずつ蓄積されていきます。これらの異物がシリンダーの内部構造に干渉し、鍵の挿入や回転がスムーズにいかなくなる原因となります。鍵を無理に回すことで、負荷がかかり、折れてしまうリスクが高まるのです。

こうした状況を防ぐためには、定期的に鍵穴を清掃することが重要です。市販されているエアダスターを使って埃を吹き飛ばすだけでも効果的ですし、鍵専用の潤滑スプレーを使って内部の動作を滑らかに保つこともおすすめです。

注意点として、油分の多い潤滑剤(食用油など)はホコリを吸着して逆効果となるため、鍵専用の製品を使うようにしましょう。

力を入れずに丁寧に鍵を操作する習慣をつける

鍵を差し込んだときや回すときに、違和感を覚えた経験はありませんか?鍵がスムーズに入らない、回しにくいと感じたときは、力任せに操作するのではなく、まず原因を確認することが大切です。鍵が曲がっていたり、鍵穴に異常があったりする可能性もあります。

また、鍵を差し込む角度が斜めになっていると、シリンダーに余計な力が加わってしまい、内部部品を傷つけるリスクが高まります。日常的に、鍵は「まっすぐに挿して、優しく回す」ことを心がけるだけでも、破損のリスクは大きく軽減されます。

特に防犯性の高いディンプルキーや複雑な構造の鍵を使っている場合は、繊細な構造に合わせた丁寧な取り扱いが必要です。

鍵や鍵穴に違和感があったときは早めに点検を依頼する

鍵が折れる前には、必ずといっていいほど「前兆」となる違和感があります。例えば、鍵が引っかかるようになった、スムーズに回らなくなった、抜き差しのときに抵抗を感じる、といった症状は、内部で何らかの異常が起きているサインです。

こうした違和感を放置して使用を続けると、鍵やシリンダーにさらに負荷がかかり、最終的に破損してしまうリスクが高まります。軽度の異常であれば、簡単な調整や清掃で改善することも多く、修理費用も抑えられます。

違和感を覚えた段階で鍵業者に相談することで、最悪の事態を未然に防ぐことができるのです。「ちょっと様子がおかしい」と感じたら、そのままにせず点検を依頼するようにしましょう。

まとめ|鍵が鍵穴で折れたときは冷静に対処を

鍵が鍵穴の中で折れてしまうトラブルは、誰にとっても突然のことであり、非常に焦ってしまうものです。しかし、こうしたときこそ落ち着いた対応が重要です。まずは無理に引き抜こうとせず、鍵の破片がどうなっているのかを確認し、自分で取り出せそうな場合のみ安全な方法で試みましょう。

もし鍵が折れてしまった際はキーホースにご相談ください。キーホースでしたら鍵が折れた際も最短当日で解決いたします。

鍵トラブルでお困りでしたらキーホースにお任せください。

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