鍵を落としたときは警察へ遺失届を出す?パターンごとの対処法も紹介!

更新日:2023/09/18
鍵を落としたときは警察へ遺失届を出す?パターンごとの対処法も紹介!

この記事でわかること

  • 鍵を落としたときにまずすべき対処法
  • 警察へ遺失届を出す方法
  • 鍵開けや鍵交換の依頼先

鍵を落としたり紛失した際には、まずパニックにならずに冷静に対処する必要があります。警察や交番に鍵が落ちてないか確認することはもちろんですが、そのほかにもやるべきことはあります。

この記事では、鍵を落としてしまった際の対処法や遺失届の手続きについて紹介していきます。

鍵を落とした時にまずやるべきこと

はじめに、鍵を落とした時に「まずはやるべきこと」について説明します。

バッグやポケットの中を探してみる

バッグやポケットの中身を探す

鍵を落としてしまった際によくあるケースが、ズボンや上着のポケット、バッグや財布の中に鍵が隠れていたということです。

鍵が底の方に隠れていたり、手帳や財布に挟まれていたりする可能性もあるので、よく確認してみてください。

立ち寄った場所を探してみる

自分が鍵を持っていないことがわかったら、次は来た道や場所をもう一度たどってみましょう。

道に落ちている可能性や、道中立ち寄ったお店などに忘れていることもあるので、電話をかけて確認してみると、店員さんが落とし物として保管しているかもしれません。

効率良く鍵を探すには、最後に鍵を見た場所を思い出して、そこを起点とした現在に至るまでの道のりを重点的に探してみましょう。

警察に届いてないか確認・遺失届を提出する

警察に届いていないか確認する

どうしても鍵が見つからなかった時は、落とした鍵が遺失物として警察に届けられているかもしれないので、最寄りの警察署へ電話して確認をしましょう。

もし、警察にも鍵が届けられていない場合は、今後誰かが鍵を警察に届けてくれたときのために「遺失届」を提出しておくことを強くおすすめします。

以下で、遺失物届けの詳細をご説明します。

警察に出す遺失届とは?

遺失届

遺失届とは、落とし物が警察に届けられた際、遺失者本人に連絡ができるようにするための届出になります。

届出を提出すると「受理番号」が書かれた紙をもらうことができます。

遺失届の手続き

遺失届の手続きは、最寄りの駐在所、交番、警察署で行うことができます。一部の警察署では、インターネットからも電子申請という形で遺失届を出すことが可能です。

落とし物の検索は、警察庁のホームページからも行えます。

【インターネットで遺失届の手続きを行う方法】

ネットからの手続きは警察署によって異なりますが、基本的にはメールアドレスが必要になります。手続きでは下記の項目を記入してください。

  • 届出年月日
  • 届出警察署
  • 届出者氏名
  • 遺失者から見た続柄
  • 遺失場所(都道府県)
  • 遺失者の氏名
  • 住所
  • 遺失者の電話番号
  • 遺失した物件(現金・物品)

遺失届を書く際のポイントは紛失した「日時・場所」「鍵の種類や特徴」をなるべく詳しく記入することです。

また、鍵にキーホルダーやストラップがついている場合は、詳細を記載することで、見つかった時により確実に連絡をしてもらいやすくなります。

遺失届提出後は?

遺失届に書かれた内容の落とし物が警察に届けられると連絡がきます。

警察では拾得物(落とし物)として届けられた物件と遺失届の内容をシステムにより照合し、遺失者を探します。

警察署や遺失センターから、遺失届に記入した電話番号に連絡が入り、遺失物を預かっている場所や受け取りに必要なものなどの説明があります。

しかし、遺失物は、数日から数週間後に警察署に届けられることもあるので、すぐに手元に戻ってくるとは限りません。

もし、どこかのお店や施設でスタッフが鍵を拾った場合、一時落とし物として預かった後に警察に届けられるパターンがほとんどです。また、鍵を拾った誰かが、後日警察へ届けにくる可能性もあります。。

遺失届を出しておくことによって、警察から遺失届を提出した本人へ連絡が来るので、なるべく早い段階で出しに行くことをおすすめします。

逆に遺失届を出してない場合は、落とし物が警察に届けられたとしても連絡が来ることはありません。また、届けられた落とし物の保管期間は3ヶ月しかないので注意してください。

遺失物を受け取れる受付時間/受け取りに必要な持ち物

【受付時間】

平日…8:30〜17:15

【受け取りに必要な持ち物】

  • 身分証明証(運転免許証、健康保険証)
  • 郵便で連絡があった場合は、その郵便物
  • 代理人が受領する場合は、上記2点に加え自身が作成した委任状(同居の親族である場合、携帯番号類以外は不要)

鍵を落としたときの対処法をケースごとに解説

遺失届を提出したからといって落とした鍵がすぐに手元へ戻ってくるわけではありません。

施錠された玄関ドアを開けるには、鍵屋へ依頼するほかありません。また、賃貸の場合は、管理会社または、大家への連絡が必須です。そのため、鍵を落とした後の対応は、ご自身が居住している物件ごとに異なります。

ここでは、鍵を落とした時の対処法をケースごとに分けてご説明します。

賃貸の場合

賃貸住宅

賃貸物件、特に集合住宅に住んでいる場合は、エントランスがオートロックで部屋の鍵と連動している場合があります。

そうなると、自分だけの問題ではありません。鍵を紛失した時点で、その物件を管理している管理会社または、大家に連絡を入れてください。

管理会社 ⁄ 大家によっては、合鍵を持ってきてくれたり自社で契約している鍵屋を手配してくれる場合もあります。

また鍵の交換をしたい場合は、管理会社や大家の承認が必要です。

賃貸物件はその建物を所有・管理している人が存在します。いわば借り物であるため勝手に設備に手を加えたり、変更したりすることはできないのです。

分譲住宅・戸建ての場合

戸建て住宅

続いて、管理会社や大家さんが居ない、分譲マンションや戸建てにお住まいの場合についてご説明します。

まず、戸建て住宅の場合は持ち家のため、鍵開けをしてもらってシリンダー交換するかなどは状況と落とし主の意向で決められます。

分譲マンションの場合は、部屋の鍵がエントランスのオートロックと連動している逆マスターシステムが採用されていることがあります。そのため、管理組合へ鍵を落としたことを報告しましょう。

その後の対応は、管理組合の指示に従うのがベストですが、ほとんどの場合は落とし主の部屋のシリンダー交換のみで済みます。

シリンダー交換をする際に以前と変わりない共用部分と連動した鍵にするには逆マスターキーになるので納期が1ヶ月ほどかかる。鍵屋に相談すれば待っている1ヶ月の間、別のリーズナブルな鍵をつけておくことも可能なので相談すると良いでしょう。

また、分譲マンションは交換する鍵について、室外側の外見について特別なルールがないかどうか、管理組合や規約を確認しておきましょう。

外観は変更してはならない等の規約がある場合、以前の鍵と全く同じ種類の鍵なら問題ありませんが、電子錠や暗証番号錠のテンキー設置などで外見が変わるものは不可となってしまいます。

鍵屋に鍵開け・鍵作成を依頼する

施錠された扉を開けるには、鍵屋などの鍵業者に依頼する必要があります。自分で鍵屋を手配する必要がある場合は、以下の点に注意してください。

鍵屋に依頼する際の注意点

前述した通り、賃貸物件の場合、なるべく管理会社や大家に連絡が取れてから作業を依頼してください。鍵開けや合鍵作成は賃貸物件に手を加える行為です。場合によっては契約違反に該当する可能性もありますのでご注意ください。

鍵屋を選ぶ場合は作業費用にも注目しましょう。焦って業者選びを間違えてしまったり、安さだけを重視してしまうと、後から高額な費用を請求されることもあります。

作業の費用負

玄関の鍵開けの作業料金は、8,000円〜が相場ではありますが、業者によって料金体系は異なります。あくまでも一般的な鍵開けの料金であり防犯性の高い鍵の場合は、作業に高度な技術が必要になるため、費用は割高になります。

また、鍵屋や居住地、時間によっては、出張費用や早朝・夜間料金などが発生する場合もあるので、よく確認してください。作業前に見積もりを行わない業者は、悪徳業者の可能性もあります。必ず作業前に見積もりを取ってもらうようにしましょう。悪徳な業者を見分けるためにも作業前には見積書をもらうことをおすすめします。

契約書に特別な記載がない限り、賃貸物件の鍵紛失は基本的に自己負担です。

依頼時には身分証明証が必要

鍵開けをする前に、入居者であることを証明するために身分証証明書が必要です。鍵業者としては後々のトラブルや犯罪を防ぐために、本人確認を必ず行いますので書類提出などには協力するようにして下さい。

身分証が手元にない場合や部屋の中にある場合は、警察の立ち会いのもと作業を行うこともあります。

本人確認書類は、運転免許証がない場合は、個人番号カード(マイナンバーカード)、旅券(パスポート)、各種健康保険証などを用意しましょう。

その後も鍵が見つからない場合

鍵屋に鍵開けを依頼すれば、家に入ることはできます。しかし、その後も鍵が見つからない場合は悪用されるリスクがあります。また、鍵が警察に届けられたとしても、複製された可能性があります。

ここでは、落とした鍵が見つからない場合の対処法についてご紹介します。

悪用防止のために鍵交換がおすすめ

鍵を落としたのにも関わらず、鍵交換をしないままでいると防犯上のリスクが高くなります。悪意のある人が落とした鍵を拾って住所を特定した場合、空き巣や強盗の被害に遭う恐れがあるからです。

鍵交換と聞くと大掛かりなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、錠前全部の交換ではなく、シリンダー(鍵穴)交換だけで十分です。

これは、シリンダーさえ交換すれば、以前の子鍵は使えなくなり、解錠ができなくなるためです。

鍵屋に依頼すれば即日最短で交換することが可能で、錠前に合うシリンダーであればメーカーが異なっていても交換ができます。

鍵交換の費用相場

鍵交換にかかる費用は、鍵の種類によって異なりますが、鍵交換にかかる費用は、「作業費10,000円~+部品代」が相場となっています。

一般的なシリンダータイプの鍵交換であれば、15,000円〜20,000円程度ですが、それよりもセキュリティー性能が高い「ディンプルキー」などの場合は、25,000円〜35,000円程度になります。

ディンプルキーは、子鍵の表面に大きさの異なるくぼみが複数ある鍵のことを指します。刻みキーと比較してシリンダー内部のピンの本数や向きが多く、ピッキングに強い構造をしています。

さらに、子鍵の複製が困難であるため、総合的に防犯性が高い鍵と言えます。

費用が高いと感じる方もいらっしゃると思いますが、空き巣や強盗に家を荒らされ、貴重品を盗まれるリスクを考慮すると相応の値段とも言えるのではないでしょうか。

鍵を落としてしまった場合は「遺失届」を早めに出す

今回は、鍵を落としてしまったときの対処法をご紹介しました。このような場合はつい焦ってしまいがちですが、落ち着いて冷静に対処することが大切です。

もし鍵が見つからない場合は、警察に遺失届を提出しておくと鍵が戻ってくることもあります。

しかし、いつまでも鍵を落とした状態でそのままにしておくのは危険です。防犯上のリスクを解消するためにも鍵交換を検討する必要があるでしょう。

鍵屋キーホースは、住宅の玄関を解錠した実績はもちろん、鍵交換の実績も豊富にございます。鍵開けや鍵交換を検討中であれば、一度鍵屋キーホースにご相談ください。

お電話は0120-955-127

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