自転車の鍵を紛失!鍵の壊し方から壊さずに開ける方法まで徹底解説!
この記事でわかること
- 自転車の鍵の種類と壊し方
- 自転車の鍵を紛失した場合の対処法
- 自転車の鍵を紛失しないための対策
自転車の鍵を紛失してしまい、壊してでも開ける方法を知りたいと考えていませんか?
急いでいるときに鍵が見つからないと焦ってしまいますよね。
自転車の鍵にはさまざまな種類があり、中には頑丈で自力での破壊が難しいものもあります。
この記事では、鍵の種類別に開ける方法や、自分で開けられないときの対処法について解説しています。
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自転車の鍵の種類と壊し方
自転車の鍵を紛失してしまいどうしても開けられない場合に、最終手段として自力で鍵を壊す方法を紹介します。
自転車の鍵は種類によって壊し方が異なるので、まずは自分の鍵の種類を確認しましょう。
あくまでも、鍵を紛失して開けられないときの緊急の対処法ですので、絶対に悪用はしないでください。
なお、「自分で壊すのは無理」という人は、次の「自転車の鍵をなくした場合の対処法」へお進みください。
前鍵・前輪錠・箱錠
自転車の前輪についているタイプで、ひと昔前の自転車には元々つけられていることが多い鍵でしたが、現在は後付けが一般的です。
このタイプは破壊に弱く、本体をハンマーなどで叩くことで物理的に破壊して外すことができます。
リング錠・馬蹄錠(ばていじょう)
リング錠(馬蹄錠)は、自転車の後輪に付いているリング状の鍵で、馬の蹄(ひづめ)の形に似ていることから馬蹄錠ともいわれます。
多くのシティサイクル(いわゆる『ママチャリ』)に標準で装備されている一般的な鍵です。
リング錠は、傘の部品を利用する「傘鍵(かさかぎ)」で解錠できます。
傘鍵とは、コンビニのビニール傘のように、手元でボタンを押して開くジャンプ傘の「ボタン部分の部品」を取り出したものです。
部品は薄くて細長い形状になっており、この部分を鍵穴に差し込んでガチャガチャ動かすことで開けられます。
傘鍵の取り出し方は以下のとおり。
- コンビニのビニール傘などを用意する(4〜500円程度)
- 傘を開くためのボタン付近から傘を折る
- ペンチやニッパーなどでボタン部分の金具を取り外す
傘鍵の代用としてマイナスドライバーが使えることもありますが、鍵穴に入らないことがあります。
なお、鍵がシリンダータイプであったり、暗証番号式の場合は傘鍵では開けられないため、ボルトクリッパーなどでリング錠を切断するしかありません。
ボルトクリッパーは、テコの原理を利用して、フェンスやボルトなどの金属を切断する工具で、2,000円程度で入手可能です。
ワイヤーロック
ワイヤーロックは、多数のワイヤーが束ねられてできた鍵で、軽量・コンパクトでかつ柔軟性があり、自転車をさまざまな場所に固定できます。
ワイヤーロックには、鍵を差し込むシリンダー式と、暗証番号を合わせて開けるダイヤル式があります。
シリンダー式はピッキングによって解錠することも可能ですが、素人には難易度が高く、解錠できない場合はワイヤーを切断する必要があります。
また、ダイヤル式はそもそもピッキングができないため、番号を忘れて解錠できない場合はやはり切断するしかありません。
切断には、ワイヤーカッターやボルトクリッパーを使用します。
ワイヤーカッターは、ワイヤーロープやケーブルを切るための工具で、1,000円以下で購入できます。ただし、太い針金などは切断できません。
チェーンロック
チェーンロックは、チェーンを布やビニールのカバーで覆われた鍵で、非常に頑丈で切断されにくいのが特徴ですが、その分少し重めです。
ワイヤーロック同様、シリンダー式とダイヤル式があります。
チェーンロックには強度によってさまざまな太さがありますが、ボルトクリッパーで切断が可能です。ただし、太いチェーンロックの切断にはその分大型のボルトクリッパーと強い力が必要になります。
U字ロック
U字ロックはその名の通りU字型の鍵で、ワイヤーロックやチェーンロックよりもさらに頑丈で高い防犯性を誇ります。
そのため、鍵をなくしたときは自力で開錠するのは困難で、スペアキーを取り寄せるか、鍵屋に依頼して解錠してもらう必要があります。
自転車の鍵をなくした場合の対処法
鍵を紛失した状況や場所によっては、自力で破壊することが困難なこともあるでしょう。でも大丈夫です。自分で破壊する以外にも、鍵を開ける方法は存在します。
ここからは、自転車の鍵をなくした場合の対処法を紹介します。状況に合わせて自分に合った方法を見つけてください。
警察署や交番に助けてもらう
鍵を紛失してしまった場合は、近くの警察署や交番に相談すると、無料で鍵を壊して開錠してくれるかもしれません。
警察署や交番には、鍵の開錠に必要なボルトクリッパーやワイヤーカッターなどが置いてある場合があるのです。
ただし、対応してもらえるのはあくまで破壊のみなので、鍵を壊して自転車を動かせるようになったら自分でサイクルショップなどに行って新しい鍵を付けてもらう必要があります。
また、警察署や交番に持ち込む際は、自転車の防犯登録と身分証が必要です。
防犯登録は、自転車を購入する際に盗難防止のために所有者を登録するもので、登録済みであれば自転車にステッカーが貼られています。
自転車の所有者であることを証明できないと対応してもらえないどころか、盗難車と疑われてしまうかもしれないので、必ず事前に防犯登録の有無を確認しましょう。
サイクルショップに持ち込む
鍵をなくしてしまった場合、サイクルショップで古い鍵の破壊や新しい鍵の購入が可能です。
新しい鍵を購入すれば破壊工賃を無料にしてくれる場合もあり、新しい鍵もそのまま取り付けてもらえるので一石二鳥です。
サイクルショップに破壊を依頼する際は、防犯登録による本人確認が行われるので、防犯登録証(防犯登録時にもらう控え)と身分証を忘れずに持参しましょう。
鍵の交換費用は鍵代を含めて2〜3,000円程度です。
出張修理を請け負っているサイクルショップもあるので、サイクルショップが近くになくて自転車を持ち込めないという場合は活用してみましょう。
通常は出張費として 1,000円〜1,500円ほどかかりますが、自転車の購入店であれば出張費がかからない場合もあります。
出張修理を行っているサイクルショップには以下のようなところがあります。
- サイクルベースあさひ
-
Webやアプリから出張修理を予約でき、自転車の回収・修理・お届けまでしてくれるサービス。自転車総合保証サービス「サイクルメイト」に加入していれば引き取り・お届け無料。
【対応エリア】全国
【費用】
修理代:要確認
引き取り:1,980円(税込)
お届け:1,980円(税込) - DAIWA CYCLE
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電話で出張修理を依頼可能。DAIWA CYCLEで購入した自転車であれば出張費無料。
【対応エリア】大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、愛知県、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県
【費用】
修理代:880円(税込)
出張費:1,100円(税込) - 自転車の出張修理屋さん
-
電話で出張修理を依頼可能。土曜・日曜・祝日も営業しており、24時間受付。
【対応エリア】東京23区東部、千葉県浦安市、市川市、松戸市
【費用】
パンク修理:1,200円〜
出張費用:120円〜※江戸川区北小岩8丁目からの距離によって変動
メーカーからスペアキーを取り寄せる
鍵が手元に届くまでに時間はかかってしまいますが、自転車の販売店を通してメーカーからスペアキーを取り寄せるという方法もあります。
スペアキーの発注は自転車を購入した店舗に依頼するとスムーズですが、購入店以外でも注文は可能です。
スペアキーの作成には自転車の保証書に記載されている、「鍵番号」や、メーカーによっては自転車本体のシリアルナンバーが必要になるので、販売店へ行くときには忘れずに保証書を持参しましょう。
取り寄せ費用は800円〜3,000円ほどで、取り寄せに数日かかる1週間から2週間程度です。
自転車鍵メーカー・スペアキー発注方法
鍵屋に依頼する
一般的に鍵屋と聞くと、家の鍵開けや合鍵作製を想像するかもしれませんが、自転車の鍵開けにも対応しています。
鍵屋で鍵を開けてもらえば、鍵を壊すことなく即日解錠可能。ただし、他の方法に比べて費用は高く、5,000円〜1万円ほどかかる場合があります。
電動自転車やクロスバイクなど、高価な自転車にはセキュリティレベルの高い鍵がついていることが多く、自力で開けることは困難です。
スペアキーを取り寄せて開けることもできますが、急いで開ける必要がある場合は、鍵屋に依頼することをおすすめします。
自転車の鍵を自力で開錠する際の注意点
自転車の鍵を自力で破壊して開錠する際は、以下の点に注意しましょう。
極力自宅で作業を行う
自転車の鍵を自分で壊して開錠する際は、作業の場所に注意が必要です。
道端で鍵を壊していると、自転車泥棒と間違われて通報される可能性があるため、可能ならば自転車を自宅に持ち帰って破壊するようにしましょう。
やむを得ず道端で作業をする場合は、間違いなく自分の自転車であることがいつでも証明できるよう、身分証明書と防犯登録の確認を忘れてはいけません。
防犯登録がないと、警察に職務質問をされた場合に自分の自転車であると証明できず面倒なことになります。
ケガに注意
自転車の鍵を破壊する際は、ワイヤーカッターやボルトクリッパーなど特殊な工具を使用します。誤ってケガをしないよう、軍手などを着用して作業を行いましょう。
また、バチンと切断した金属片が飛んできて目に入ると大変危険ですので、ゴーグルなど目を保護するものもあると安心です。
電動自転車はリング錠とバッテリー錠両方の交換が必要
電動自転車の鍵はリング錠のロックだけでなく、同じ鍵がバッテリーの取り外しにも使われています。鍵を紛失した際にリング錠を破錠すると、自転車を動かすことはできるようになりますが、バッテリーを取り外して充電することができなくなります。
今までと同じように、同じ鍵(同一キー)で施解錠したいのであれば、リング錠とバッテリー、双方の鍵を交換しなくてはいけません。
メーカー純正のリング錠を破壊してしまったのであれば、そちらの交換も必要になるので、費用が高くなってしまいます。
もし2本の鍵で運用することに抵抗がないのであれば、リング錠は新しいものを購入し、バッテリーはスペアキーを取り寄せるという手もあります。
電動自転車の鍵は非破壊開錠が難しいディンプルシリンダーが増えているため、無理して自力でなんとかしようとせず、販売店にスペアキーを注文するか、鍵屋に解錠を依頼しましょう。
また、電動自転車の盗難補償の申請にはメーカーのオリジナルキーが3本揃っていることが条件になっていることもよく覚えておきましょう。子鍵を紛失したらスペアキーを発注して常に3本あるようにしておくのがオススメです。
鍵を紛失しないための対策
鍵を紛失してしまうと、いずれの方法で解錠するにしても時間と労力、場合によってはお金も取られてしまいます。
そもそも鍵は紛失しないことが大切です。そこで、鍵をなくさないための方法を紹介します。
キーホルダーをつける
鍵は小さいのでそのままの状態では紛失しやすく、キーホルダーをつけて目立たせることで紛失のリスクを下げられ、見た目にも自分の鍵だということがひと目でわかるのでおすすめです。
キーホルダーを選ぶ際は、大きすぎると走行中にタイヤに巻き込まれて危険なため、鍵と同じくらいの大きさを選ぶようにしましょう。
スマートタグをつける
スマートタグとは、スマホなどのアプリと連携することで、タグがいまどこにあるのか位置を確認できるアイテムです。
鍵につけておくことで、万が一鍵を紛失しても場所を特定できます。
ただし、商品によって異なりますが、一般的な受信範囲は20〜50メートル程度。自宅や職場などで鍵をなくした際には役立ちますが、外出先で紛失した際は見つけるのは容易ではありません。なるべく受信範囲の広い製品を選ぶことをおすすめします。
スペアキーを作る
自転車や鍵を購入した際にはスペアキーが数本ついてくるのが一般的ですが、スペアキーもすべて無くしてしまうと、いざというときに自転車が使えなくなってしまいます。
スペアキーが手元にない、または残り1本になってしまったという場合は、鍵を増やして備えておきましょう。
自転車の鍵を壊さずに開けるなら鍵屋に依頼
鍵を紛失してしまった場合の対処法や、自分で壊す方法について説明してきました。鍵を破壊するのはあくまでも最後の手段。できれば壊さずに開けたいものです。
自転車の鍵もディンプル錠が増えてきていますが、もし他社で難しい、と断られた場合は経験豊富なスタッフが駆けつける鍵屋の「キーホース」にご相談ください。
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