空き巣が嫌がる家ってどんな家?すぐにできる空き巣に入られないようにする防犯対策を解説!
この記事でわかること
- 空き巣の被害状況と傾向
- 空き巣に狙われやすい一軒家の特徴
- 空き巣が嫌がる一軒家の特徴
- 空き巣に狙われないための防犯対策
空き巣とは留守中の家屋に浸入し、金品や財産を盗む行為です。
近年では闇バイトによる侵入犯罪が増加しており、住宅の防犯対策について検討している方も多いのではないのでしょうか。
この記事では、空き巣に狙われやすい一軒家の特徴や空き巣に狙われないための防犯対策について解説します。
防犯性能の高い鍵に交換したい方は、出張費用・見積り費用無料のキーホースにご相談ください。
空き巣の被害状況と傾向
最近の空き巣発生件数や手口にはどのような特徴があるのでしょうか。
以下では、空き巣の被害状況と傾向について解説します。
空き巣の発生状況
警察庁が公表している「住まいる防犯110番」によると、侵入窃盗の認知件数は平成15年から令和4年まで減少傾向でしたが、令和5年は44,228件で、前年と比較すると20.9%も増加していました。
また、住宅対象侵入窃盗も平成16年から令和4年まで減少傾向でしたが、令和5年は17,469件で、前年と比較すると11.3%も増加しており、1日当たり約48件の侵入窃盗が発生している計算になります。
空き巣が発生しやすい時間帯や時期
警察庁が公表している「令和4年の犯罪」によると、空き巣の認知件数は午前8時から午前12時にかけて多く見られます。
空き巣は仕事や学校などで家人がいない時間帯を狙う傾向が見られるため、外出時は窓や玄関、勝手口などの施錠を徹底しましょう。
空き巣の侵入経路
警察庁が公表している「令和5年の刑法犯に関する統計資料」によると、一軒家の空き巣侵入経路の中でも窓が全体の約6割を占めていました。
窓からの侵入方法は無締り(無施錠の窓から侵入する方法)、焼き破り(鍵周辺のガラスをバーナーで加熱して破壊し、鍵を開けて侵入する方法)、こじ破り(鍵周辺のガラスを破壊し、鍵を開けて侵入する方法)があります。
玄関だけでなく、窓の防犯対策にも意識を向けましょう。
空き巣の手口
警視庁が公表している「令和5年の刑法犯に関する統計資料」によると、空き巣の手口の中でもガラス破りや無締りによる侵入が多く見られました。
ゴミ捨てや買い物などのちょっとした外出時でも、玄関や窓の施錠は必ず行う必要があります。
空き巣に狙われやすい一軒家の特徴
空き巣にとって狙いやすい一軒家にはある特徴があります。
被害を防ぐためにも、今後の防犯対策の参考にしましょう。
防犯対策をしていない
玄関に鍵が1つしか付いていない、古い鍵が取り付けられている、といった一軒家は空き巣に防犯意識が低い家だと見なされ、狙われる可能性が高いです。
子鍵(鍵穴に挿し込む)の片側や両側がギザギザしている古い鍵は防犯性能が低いため、簡単にピッキングされてしまいます。
また、防犯カメラやセンサーライトが設置されていない一軒家も同様に、防犯対策をしていないと判断されます。
死角が多い
家の周りが高い塀や植木に囲まれているため、外から一軒家が見えにくいと空き巣に狙われることがあります。
外から気付かれにくい死角を利用し、鍵の開錠や窓の破壊を行えるからです。
さらに、人目に付きにくい場所に建っている一軒家も注意が必要になります。
留守にしている時間が多い
洗濯物が干しっぱなしの状態が続いている、郵便ポストに郵便物が溜まったまま放置されている、といった状況は空き巣が留守しがちな家だと判断し、狙いやすいと判断されることがあります。
家の出入りが少ないなども、空き巣にとって好都合と言えるのです。
空き巣の前兆については以下の記事で紹介しています。併せてご確認ください。
▼関連ページ空き巣が嫌がる一軒家の特徴
空き巣が嫌がる一軒家にはどのような特徴が見られるでしょうか。
今後の防犯対策の参考にもなるため、以下の内容を確認しましょう。
防犯対策を施している
警察庁が公表している「住まいる防犯110番」によれば、侵入に5分かかると侵入者の約7割が諦めると言われています。
1つのドアに2個以上の鍵を取り付けるワンドアツーロックは、侵入に時間をかけさせるだけでなく、空き巣に防犯意識の高い一軒家だと認識させることが可能です。
他にも、防犯カメラやセンサーライトが設置されている一軒家は空き巣に狙われにくくなります。
ワンドアツーロックについては以下の記事で詳しく紹介していますので、是非ご確認ください。
▼関連ページ死角がない
道路からの見通しが良い、高い塀や植木がない、といった一軒家は、空き巣が下見の段階で侵入の候補から外すことがあります。
不正開錠やガラスを破壊する場面を誰かに見られてしまうと、通報される可能性があるからです。
犬を飼っている
空き巣の侵入に気付いた犬が吠えると周囲の人目を引くだけでなく、噛み付く可能性もあるため、侵入を抑止させる効果があります。
番犬に向いている犬はシェパードやドーベルマン、ボクサーなどです。
住人が在宅していることが多い
基本的に空き巣は留守中に侵入するため、住人が在宅している一軒家は狙われにくいと考えられます。
人の目を嫌う空き巣にとっては侵入しにくいと言えるでしょう。
空き巣に狙われないための具体的な防犯対策
防犯対策を行うことで、空き巣が近づきにくい家にすることができます。
ここでは、空き巣に狙われないための具体的な防犯対策について解説します。
死角を作らない
なるべく敷地内に死角を作らず、人目に付きやすい状態を作る必要があります。
まずは死角になっている場所を確認し、植木の伐採や物の配置を変えましょう。
近隣住民とコミュニケーションをとっておく
近隣住民とのコミュニケーションを大切にすることで、不審者や犯罪の兆候について共有し合うことができます。
防犯についての地域講習会やイベントを開催することで、防犯意識を向上させることが可能です。
スマート家電を利用する
外出先からインターホンの対応ができるスマートインターフォンや、Wi-Fiと接続し、遠隔操作で照明を付けることができるスマート電球を利用すれば、空き巣に留守の状態が悟られにくくなります。
また、人の動きを検知してくれる人感センサーは防犯機器の設置が難しい賃貸住宅にもおすすめです。
窓格子や2重窓を設置する
窓格子や2重窓の設置は窓からの侵入に時間をかけさせるだけでなく、侵入しにくい家だと認識させ、空き巣を諦めさせる効果があります。
耐久性が低いアルミ製の窓格子は取り外される可能性があるため、ステンレス製の窓格子が推奨です。
玄関・勝手口・窓の鍵を防犯性能が高い鍵に交換する
玄関や勝手口の鍵を防犯性能の高いディンプルキーや電子錠に交換すると、侵入に時間をかけさせることができます。
空き巣の侵入経路で最も多い窓の鍵はダイアル式のロック機能が付いた鍵や、鍵付きのクレセント錠に交換しましょう。
ディンプルキーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
▼関連ページ補助錠を取り付ける
補助錠の取り付けは空き巣の侵入を遅らせるだけでなく、侵入を諦めさせる効果があります。
玄関や勝手口にはバールなどのこじ開けに強い面付補助錠(室内側のドアに取り付ける鍵)、窓にはサッシに取り付ける補助錠や振動センサーが内蔵されているアラームの設置がおすすめです。
補助錠については以下の記事で紹介していますので、併せてご覧ください。
▼関連ページ防犯カメラやダミーカメラを設置する
防犯カメラやセンサーライトの設置は、空き巣侵入の抑止力に繋がります。
玄関ドアや窓の周り、車の駐車場やガレージに設置しましょう。
ただし、ダミーカメラはプロの空き巣犯だと気付かれやすいため、侵入される可能性があります。
防犯ガラスや防犯フィルムを貼る
防犯ガラスや防犯フィルムは窓に直接貼り付けるだけで手軽に防犯対策ができる点がメリットです。
防犯フィルムはA3以上の大きさを選び、専用液を使ってしっかりと圧着しましょう。
センサーライトを設置する
センサーライトは空き巣が建物に近づいた際に明るく照らし、周囲に侵入を気付かせるだけでなく、侵入を諦めさせる効果があります。
乾電池タイプ、電源タイプ、ソーラパネルタイプなどから選択可能です。
砂利を敷く
ホームセンターで販売している防犯砂利は一般の砂利よりも踏んだ際に鳴る音が大きく、周囲に侵入を知らせることができます。
2,000~3,000円台で購入できるため、手軽にできる防犯対策と言えるでしょう。
セキュリティサービスを導入する
セキュリティサービスは家庭向けの防犯対策サービスを提供しており、侵入や犯行の発生を未然に防ぐ力があります。
主なサービスとして、24時間体制の監視や犯罪者に対する警告・威嚇、迅速な駆けつけ対応があります。
空き巣対策は簡単にできる対策から始めよう
本記事では空き巣に狙われやすい一軒家の特徴や狙われないための防犯対策について紹介しました。
空き巣に狙われないように防犯対策を行い、未然に被害を防ぎましょう。
鍵屋のキーホースでは防犯性能の高い鍵の交換や補助錠の設置ができます。
最短即日対応、見積り費用や出張費用は無料ですので、お気軽にご相談ください。