ピッキングされやすい鍵とは?ピッキングに強い鍵と対策方法を紹介!

更新日:2025/11/05
ピッキングされやすい鍵とは?ピッキングに強い鍵と対策方法を紹介!

この記事でわかること

  • ピッキングの手口と侵入にかかる時間
  • ピッキングされやすい鍵の特徴と見分け方
  • 防犯性の高い鍵の種類
  • 自宅でできるピッキング対策
  • 鍵業者に依頼する際のポイントと費用相場

家の鍵は「毎日使うもの」ですが、多くの人は防犯性について詳しく知らないまま使用しています。特に玄関ドアは空き巣に最も狙われる場所であり、その手口として知られるのが鍵穴を操作して解錠する「ピッキング」です。かつては住宅侵入の多くがピッキングによるものでしたが、現在も油断はできません。防犯性の低い鍵が付いた家は、今でも空き巣から狙われるリスクが高いままです。

この記事では、ピッキングの手口や危険な鍵の特徴、効果的な防犯対策を分かりやすく解説します。自分の鍵はピッキング対策されているのか…?と少しでも不安に感じた方はぜひとも参考にしてみてください。

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ピッキングとはどんな手口?

疑問

ピッキングとは、専用の工具を使い、鍵穴内部のピンやディスクといった部品を操作して鍵を使わずに開錠する侵入手口です。ドアや鍵を破壊せずに静かに解錠できるため、外からは侵入の痕跡がほとんど残りません。

特に古いタイプの鍵は構造が単純なため、わずか数十秒~数分程度で開けられるケースもあります。空き巣は短時間で侵入できる家を狙う傾向が強いため、防犯性の低い鍵を使っている住宅は今でも危険です。

近年は防犯意識の高まりによりピッキング被害は減少傾向にありますが、「古い鍵のまま」「賃貸で対策されていない」住宅が依然標的になっています。ピッキングの特徴とリスクを理解することで、早めの対策につながり、安心して暮らせる住環境を守ることができます。

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ピッキングされやすい鍵は?

危険

ピッキング被害を防ぐためには、まず「狙われやすい鍵」を知ることが重要です。鍵には種類ごとに防犯性能の違いがあり、古いタイプの鍵や構造が単純な鍵は、ピッキングで簡単に開けられてしまう危険性があります。ご自宅の鍵の種類を確認し、次のような鍵が使われている場合は、早めに交換を検討しましょう。

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠は、鍵穴が「く」の字型になっている古いタイプの鍵です。内部構造がシンプルで、特殊工具を使えば短時間でピッキングされてしまう弱点があります。過去に多くのピッキング被害が発生したきっかけとなった鍵であり、現在では廃番になっているメーカーもあります。

もし玄関の鍵穴が縦に開いていて、鍵の形状が古いと感じる場合は、このディスクシリンダー錠である可能性が高いです。防犯性を確保するためにも、早急に最新の防犯シリンダーへの交換を検討してください。

ピンシリンダー錠

ピンシリンダー錠は、鍵の片面がギザギザしている一般的なタイプです。しかし、旧型のピンシリンダー錠は内部のピン配列が単純で、ピッキング工具でピンを揃えることで簡単に開錠されてしまう弱点があります。

特にピンの数が少ないモデルは要注意で、侵入者が数十秒で開けてしまうケースもあります。近年は改良型のピンシリンダーもありますが、鍵が古く、表面に溝が少ない場合は防犯性が低い可能性が高いため、交換を検討しましょう。

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ピッキングに強い鍵は?

確認

ピッキング対策を確実に行うには、侵入されやすい鍵から、ピッキングに強い鍵へ交換することが最も効果的です。鍵の性能は見た目では判断しにくいですが、防犯性が高い鍵には特徴があり、選び方を知っておくことで空き巣被害のリスクを大幅に減らすことができます。以下では、特にピッキング耐性が高い鍵を紹介します。

ディンプルキー

ディンプルキーは、鍵の表面に複数のくぼみ(ディンプル)があるタイプの鍵です。内部には多方向に配置された多数のピンが組み込まれており、ピンの高さや配置が複雑なため、一般的なピッキング工具では開錠が非常に困難です。

さらに高精度な加工技術で作られているため、合鍵の作成にも本人確認が必要なケースが多く、不正コピー防止にも優れています。現在の住宅用防犯鍵として最も普及しており、交換するだけで防犯性が一気に高まります。古い鍵から切り替えるなら、まず候補にしたいタイプです。

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ロータリーディスクシリンダー

ロータリーディスクシリンダーは、小さな円盤状のディスクを回転させて解錠する仕組みを持つ高防犯シリンダーです。内部構造が非常に複雑で、ピッキングによる不正開錠が極めて難しいことが特徴です。

さらに破壊行為に対する耐性も高く、バンピングなど他の手口にも強い設計になっています。セキュリティにこだわる住宅やオフィス、重要設備でも採用されています。高い安全性を求める場合におすすめです。

ウェーブキー

ウェーブキーは、キーの側面に波状の溝が彫られたタイプの鍵です。自動車などにも多く採用されている方式で、内部の動作構造が複雑なため、ピッキングで鍵穴内部の部品を正確に操作することが困難です。

また、合鍵も専門店でしか作れない場合が多く、コピー防止効果も高いのが特徴です。ディンプルキーと比べると家庭用では普及率が低いものの、防犯性を高めたい家庭にも適しています。

キーレスキー/電子錠

キーレスキー/電子錠は、物理的な鍵穴を使わず、暗証番号やカード、スマートフォンで解錠できるタイプです。鍵穴がないため、ピッキングされる心配がありません。最近は賃貸物件にも対応した後付けタイプが増えており、工事不要で導入できるモデルもあります。

ただし、電池切れ対策や設定管理が必要なこと、電子的な不正操作対策が必要な場合があるため、信頼性の高いメーカー製品を選ぶことが大切です。利便性と防犯性を両立したい方におすすめです。

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ピッキング対策は何をすれば良い?

ピッキング対策と聞くと「鍵を交換するだけ」と思われがちですが、有効な対策はそれだけではありません。空き巣は侵入に時間がかかる家を避ける傾向があるため、複数の対策を組み合わせて「侵入に手間がかかる環境」を作ることが最も効果的です。

死角をなくす

空き巣は、人の目につきにくい場所を好んで侵入を試みます。そのため、家の周りに死角が多いほど狙われやすくなります。玄関周辺や勝手口、窓付近に植木や物置などがある場合は、視界を遮ってしまい、侵入者が身を隠せるスペースになります。防犯上不要な物は片付け、植物は剪定して、外から見通しの良い状態を作りましょう。

また、人感センサーライトや防犯ステッカーを併用することで、犯人に「ここは対策されている家だ」と思わせ、近づけさせない効果が期待できます。家の周囲を定期的に見渡し、死角を減らす習慣をつけましょう。

ピッキングに強い鍵へ交換する

ピッキング対策の中でも最も重要な施策の一つが、鍵そのものを防犯性能の高いものに交換することです。古いディスクシリンダーや旧型ピンシリンダーを使ったままでは、わずかな時間で開錠されてしまう恐れがあります。

ディンプルキーやロータリーディスクシリンダーなど、内部構造が複雑な防犯シリンダーを選ぶことで、不正開錠を大幅に困難にできます。鍵交換は自分で行うことも可能ですが、ドアの仕様や錠前との相性を考えると、専門業者に相談して適切な製品を選んでもらうと安心です。安全に長く住むための投資と考えましょう。

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補助錠を取り付ける

補助錠は、メインの鍵とは別に追加する鍵のことで、侵入までの手間と時間を増やす効果があります。空き巣は短時間で侵入できる家を狙うため、補助錠を取り付けるだけでもリスクを大幅に下げることができます。

特にワンドアツーロック(1つのドアに2つの鍵)にすることで、防犯性が飛躍的に高まります。また、窓用の補助錠も有効で、ガラス破りを防ぐ効果も期待できます。設置が簡単な製品も多く、賃貸でも使えるタイプがあるため、手軽に取り入れられる防犯対策の一つです。

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防犯カメラやセンサーライトを設置する

防犯カメラやセンサーライトは、侵入者に心理的な抑止効果を与える強力な防犯アイテムです。不審な動きに反応してライトが点灯するだけでも、犯人が姿を見られるリスクを感じ、侵入を諦めることが多いと言われています。

また、防犯カメラは録画機能があるものを選べば、万が一の際に証拠として活用できます。最近ではスマートフォンと連携できる手軽なホームカメラも増えており、初めてでも導入しやすい設備です。外観に見える場所に設置することで、空き巣に対して「狙いにくい家」と印象づけることができます。

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鍵業者に依頼する場合のポイント

ポイント

自分で対策できることも多いですが、確実な防犯対策を行うには鍵のプロである業者に相談する方法も有効です。ここでは、鍵業者に依頼するメリットや費用の目安、信頼できる業者を選ぶポイントを紹介します。

業者に依頼するメリット

鍵業者に依頼する最大のメリットは、専門知識と経験に基づいた適切な対策が受けられる点です。鍵はただ交換すれば良いわけではなく、ドアの厚み、バックセット、錠前の種類など住宅ごとに適した製品を選ぶ必要があります。

自分で交換すると、鍵が適合せず取り付けられない、ドアの機密性が低下する、施錠不良が生じるといったトラブルにつながることがあります。業者に依頼すれば、プロの判断で最適な鍵を選定し、確実に施工してもらえます。また、防犯診断を行ってくれる業者も多く、玄関だけでなく窓や勝手口など、総合的な防犯対策のアドバイスが受けられる点も魅力です。

鍵交換や補助錠の取り付けにかかる費用相場

鍵交換の費用は、選ぶ鍵の種類や防犯性能によって大きく変わります。一般的な防犯性の高いディンプルキーの場合、15,000円〜30,000円前後が目安です。さらに高性能なロータリーディスクシリンダーでは30,000円以上になることもあります。

補助錠の取り付けは、製品代と施工費を含めて10,000円〜20,000円程度が相場です。賃貸物件の場合、管理会社や大家の許可が必要なケースもあるため、事前に確認しましょう。費用はかかりますが、侵入被害に比べれば十分に価値のある投資といえます。

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信頼できる業者の選び方

鍵業者を選ぶ際は、料金の安さだけで判断せず、信頼性と実績を重視しましょう。まず、見積もりが明確で、追加料金の説明がしっかりしている業者を選ぶことが大切です。悪質な業者の中には、作業後に高額な追加料金を請求する業者も存在します。

また、公式サイトの情報、口コミ、対応スピード、電話対応の丁寧さなども判断材料になります。緊急時ほど焦りがちですが、複数社に相見積もりを取ると安心です。地域密着の鍵業者や、信頼性の高い大手サービスを活用することで、納得のいくサービスを受けられるでしょう。

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ピッキング以外の侵入手口も知っておこう

検索

ピッキング以外にも、空き巣や不審者が用いる侵入手口は複数あります。鍵穴を使わない手法や、ドアや窓の隙間、サムターンなどを狙う方法が代表的です。ここでは、被害に遭いやすい具体的な手口を挙げ、それぞれの見分け方と実践的な対策を解説します。

サムターン回し

サムターン回しは、室内側のつまみ(サムターン)を外側から操作して解錠する手口です。郵便受けの投入口、ドアスコープ(のぞき穴)、あるいはドアと枠の隙間から細長い棒やワイヤーを差し込み、サムターンを直接回すことで開錠します。

最近ではドリルで小さな穴を開けて専用工具を入れる手口も報告されており、ドアに穴や隙間があるとリスクが高まります。対策としては、サムターンを覆う「サムターンカバー」やサムターン自体を防護するサムシフター、室内側に補助錠を設けることで外部から直接操作できない構造にすることが有効です。

また、郵便受けやのぞき穴から内部に手が入らないよう塞ぐ・格子を付けるといった物理的対策も実用的です。夜間や不在時に強化する習慣をつけると抑止効果が高まります。

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バンピング

バンピングは「バンプキー」と呼ばれる特殊に加工された合鍵を使い、鍵穴に差し込んだ状態で衝撃を与えて内部のピンを一瞬だけ浮かせ、その隙に回すことで開錠する手口です。技術的には高度なピッキングより簡単で、短時間で成功する可能性があるため危険度が高いのが特徴です。

特に単純構造のピンシリンダーはバンピングに弱く、被害に遭いやすい傾向があります。対策としては、耐バンピング性能をうたうシリンダーや特殊構造(セキュリティピン、複数列ピン等)を採用した鍵に交換することが有効です。

また、物理的に衝撃を吸収・分散する補助装置や、補助錠の併用によって単一の手口での成功を難しくすることも有効です。鍵の仕様書に「耐バンピング」や「耐衝撃」の表記があるか確認しましょう。

ガラス破り

ガラス破りは、窓やドアのガラスを割って室内に侵入する手口で、鍵を介さないため鍵を強化しても防げないケースがあります。手口には小型の打ち破り工具や石、バールなどを使う直接的な破壊や、ガラスを切断して隙間から手を入れる手法などがあり、夜間や裏手の窓など人目につきにくい場所が狙われます。

対策は以下のような項目を複合的に行う必要があります。

  • 防犯ガラスや防犯フィルムの導入で破壊に時間をかけさせる
  • 面格子や補強バーで物理的に近づけさせない
  • 窓センサーや防犯カメラで監視範囲を確保する
  • 植栽の剪定で視界を確保する

費用対効果を考え、よく狙われる箇所から優先的に強化すると実践的です。

無施錠

無施錠は「鍵を閉め忘れる」「内側に鍵をかけない」など人為的ミスによる最もシンプルで多い侵入原因です。統計的にも空き巣はまず無施錠の家を確認し、施錠の有無で侵入判断をする傾向があります。対策は習慣と小さな工夫で大きな効果を得られます。

具体的には、出かける前・就寝前のチェックリスト化、ドア施錠を促すステッカーや見える位置に鍵置き場を設ける、または自動施錠機能付きのスマートロックを導入して「閉め忘れ」を技術的に防ぐ方法が有効です。子どもや同居者と施錠ルールを共有し、日常の動線に施錠確認を組み込むことも重要です。

カム送り

カム送りは、錠前内部の「カム」やラッチ機構に外部から工具を押し込んで直接干渉し、ラッチを操作して解錠する手口を指します。ドアと枠のわずかな隙間や錠前周辺の穴を利用して金属片や専用ツールを差し込み、内部機構を送る(押す/引く)ことで鍵を使わず開けることが可能です。

対策としては、ラッチ周りの隙間を埋める専用プレートや強化フレームを取り付ける、ドアのバックセットやラッチ受けを補強する、ラッチガード(金具)を設置して工具の差し込みを物理的に妨げるといった方法が効果的です。既存ドアに後付けできる製品も多いので、専門業者に相談して適切な補強を行うと安心です。

鍵でのピッキング対策ならキーホースにお任せ!

鍵屋キーホーストップ画像

ピッキングは、静かに短時間で鍵を開けられてしまう危険な侵入手口です。特に古いディスクシリンダー錠や旧型ピンシリンダーを使っている場合、数十秒〜数分で侵入されてしまう可能性があります。まずは自宅の鍵の種類を確認し、防犯性の高いディンプルキーやロータリーディスクシリンダー、電子錠などへの交換を検討しましょう。

また、死角対策・補助錠の設置・防犯カメラやセンサーライトの活用など、複数の対策を組み合わせることで防犯性が大幅に高まります。さらに、ピッキング以外にもサムターン回しやガラス破り、カム送りなど多様な侵入手口があるため、住宅全体の防犯を意識することが重要です。

その際は是非ともキーホースまでご相談ください。キーホースでしたら、見積り・出張費無料で現場まで駆け付けます。鍵のことで何かお困りのことがあればキーホースまでお気軽にお問い合わせください。

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