原付の鍵をメットインにインロックしてしまった…開け方や業者に依頼した時の費用は?
この記事でわかること
- バイクの鍵をメットインにインロックしたときの対処法
- メットインを解錠するときの注意点
- 業者に依頼したときの費用
目次
原付のメットインに鍵を閉じ込めてしまった……
移動手段として、原付バイクを日頃から使用している方もいらっしゃるでしょう。
ある日、メットインに荷物を入れて、出発した時に「バイクのカギを閉じ込めてしまった!」と気が付きます。
このように、原付バイクの鍵をメットインに入れたまたインロックしてしまったとき、皆さんはどうしますか?
そういう時は、とっさにどうしたらいいかわからず焦ってしまいがちですが、いろんな選択肢があることを知っていれば慌てなくて済みます。
後で紹介しますが、一刻も早く解決したい場合は鍵屋に依頼するのもひとつです。鍵屋でしたら、メットインの解錠と合鍵作成が可能なので、困った際は鍵屋に相談してみましょう。
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原付バイクの鍵をメットインにインロックしてしまった時は、はじめの対処が大切です。あせって行動すると、余計な手間や費用がかかってしまうこともあるので、まずは冷静になって考えましょう。
念のためもう一度鍵を探してみる
鍵をメットインにインロックしてしまったと思っても、実は別の場所に鍵があることも珍しくありません。自分の思い込みや勘違いがないか、念のためポケットやバックの中をよく探してみましょう。
上着のポケットやバッグの底をよく調べてもたら、奥の方にあったというケースはよくあることです。
バッグやポケットの中を探してもやはり見つからない場合は、冷静になって鍵をしまったところや、最後に鍵を取り出した場所を思い出してみましょう。
例えば、食事をした店や立ち寄ったコンビニなどに鍵を忘れた、または落としてしまったことも考えられます。
スペアキーがあるかどうか確認してみる
その場に持ち合わせていなくても、自宅にスペアキーを保管している方は多いのではないでしょうか?
スペアキーが自宅にあり、バスや電車、タクシーなどの帰宅手段があるのなら、一度家に帰ってスペアキーを取りに行くことで解決します。
自宅まで往復する時間や移動費はかかりますが、業者を呼ぶよりも費用が安く済む可能性があります。
鍵業者に解錠を依頼すると費用は1万以上かかる場合が多いので、交通費が1万円未満で済む場合はこの方法も検討してみましょう。
もし、バイクを置いてその場を離れる際は、バイクが盗難されないように注意する必要があります。チェーンロックやU字ロックなどをされているのでしたら、それらの鍵をかけてからにしましょう。
紛失の際は遺失届も
インロックしたわけではなく、鍵自体を紛失したことが明白である場合、最寄りの警察署または交番へ行き遺失届を提出しておきましょう。仮にインロックしていた場合でも、遺失届の取り下げの連絡をすればいいだけです。
遺失届を出しておくことによって、誰かが鍵を拾って届けてくれた時に連絡がきて、受け取ることができるようになります。
原付のメットインは自分で開けられる?
原付のバイクの鍵をメットインにインロックしてしまった場合、とりあえず焦らずに冷静になりましょう。
大抵こういったことは急いでいる時に限って起こるものですが、焦燥感に駆られて無理矢理、鍵を開けようとしないことが大事です。
ピッキングはやらない方がいい
インロックしてしまった時は、慌てて自分でできそうなことを考えがちですが、インロックしたことが明らかでも、鍵穴や原付バイクのシートに自分で何か手を加えることは基本的にしてはいけません。
手持ちのものや近くの工具類などでピッキングを試みようとする人もいますが、簡単には開けられないと思った方がいいでしょう。
ピッキングは本来、鍵の仕組みや構造といった知識を持つ業者が、専用の工具を使って行う行為で、素人が思いつきで行うことではありません。
知識のない人がピッキングをすると、かえって鍵やバイクを破損させることもあります。そうなれば、解錠以前に修理が必要になってしまいます。すぐにでもどうにかしたいとやった行為が、逆効果になる場合もあることを理解しておきましょう。
無理な力を加えると破損の危険が
時間や費用を節約したい人は、原付バイクのシート横からマイナスドライバーや硬い棒状のものを入れて隙間を作り、そこから手を入れて中の鍵をとるということを試してしまいがちですが、この方法はシートを破損させてしまうこともあります。
シートの下側にあるメットインは、外部から簡単に開けられない構造になっています。
それを無理矢理こじ開けようとする行為は、下手をすれば解錠ができたとしても、蓋が歪んでメットインが開かないという事態にもなりかねません。また、シートの破損にも繋がります。
そうなると解錠とバイクの修理双方に費用がかかることになります。自力でどうにかメットイン部分を開けようというのは、リスクでしかありません。
原付のメットイン解錠をプロに依頼する
原付のメットインの中に鍵を閉じ込めてしまった場合、解錠を依頼できるところはいくつかあります。
バイク保険のロードサービス
任意保険に加入済みでロードサービスが付帯している場合は無料で利用できる場合もあります。
ロードサービスは車やバイクの走行中にトラブルが発生した場合、現地まで来て解決してくれるサービスで、バイクのメットイン解錠も対応してくれます。
保証内容によっては、ロードサービスの距離によって追加費用がかかったり、その場で対応しきれない場合はレッカーサービスが必要になったりします。プランによって、保証内容が異なりますので、この機会にご自身がどのような保証プランの保険に加入しているのか確認しておくのもいいでしょう。
解錠作業は30分程度で完了しますが、連絡してから現場に到着するまである程度時間がかかります。特に繁忙期などは駆けつけてくれるまで長時間かかることが多いです。
JAFを呼ぶ
任意保険に加入していない場合や、ロードサービスが付帯していない場合は、JAFのロードサービスを利用するのが一般的でしょう。
JAFは要請があれば、24時間、365日対応しているうえに全国どこでも駆けつけてくれる心強いサービスです。
JAFへ要請した際は、現場に到着するまでの時間は要請の殺到具合にもよりますが、だいたい30分〜2時間30分くらいかかると思ってください。高速道路や空いているタイミングであれば15分くらいで駆けつけてくれることもあります。
JAFが現場に到着してしまえば、10分程度で解錠可能で費用はJAF会員であれば無料で対応してもらえます。詳しくは以下の通りです。
JAFの会員になるには初期費用2,000円、年会費4,000円で済みますのでトラブルへの備えや、いざというときの保身としてJAF会員に登録しておくこともおすすめです。
バイク店
メットインの解錠はバイク店にも依頼できるため、近くにバイク店があれば、電話で解錠のための費用などについて確認し、持ち込んでみると良いでしょう。
バイク店では、機械的な仕組みの鍵はほぼ対応できるようです。例えば、山鍵のキーで、イグニッションに入れて、SEATボタンを押すか、イグニッションに鍵を入れて押したり、回したりするとメットインが開く、というタイプのバイクであれば解錠可能です。
逆にメットイン自体にシリンダーがあるものは、解錠できないわけではありませんが鍵屋に解錠してもらう方が早いようです。
鍵屋
原付バイクのインロックで困った時は、鍵屋に鍵開けや合鍵の作成を依頼してもらうこともできます。注意点として、鍵屋に解錠してもらう際は本人になりすましての解錠や合鍵作成を防ぐために本人確認書類が必要になります。
バイクの場合、「運転免許証」と「本人名義の自賠責保険証や譲渡証明書」などの書類が必要です。社用バイクの場合は、社員証や名刺などを確認して解錠してくれる業者もあり、本人確認書類が何もない場合は、警察立会いのもと解錠をしてもらえます。
鍵を紛失してしまい手元にない場合は、メットインを解錠してもらっただけでは本当の解決にはなりません。
そんな時は、解錠と合鍵作成の双方に対応できる鍵屋に依頼すれば1回で問題が解決します。鍵屋の場合、出張に対応してくれる業者もあれば、24時間対応の業者もいます。駆けつける時間も早いため、急いでいる時も時間がかかる心配はありません。
費用については業者によって幅はありますが、メットインの鍵開けの場合は、8,000〜1万円程度が相場です。合鍵の作成は、おおよそ1万〜1万5,000円程でできます。おおよその見積りは電話などで問い合わせると教えてくれるので、事前に確認しておきましょう。
鍵屋は対応に柔軟性がある
バイクの鍵がない時に気がつくのは大抵、バイクに乗って出かける直前ですから、すぐに解錠してほしい、と希望する方は多いでしょう。そんな時は出張可能な鍵屋であれば、すぐに現場に駆けつけることができます。そして解錠はもちろん、合鍵の作成が可能な点も大きなメリットです。
また、メットインから鍵が出てきても、合鍵の作成を依頼される方もいらっしゃいます。いずれにしても鍵屋なら、短時間で問題を解決し、状況に応じた柔軟な対応が可能です。
特に時間に余裕がない場合は、出張サービスを行っている鍵屋に依頼して、合鍵を作ってもらうのが手っ取り早い解決方法です。
費用は少々かかりますが、なにより鍵屋であればその場ですぐに合鍵が手に入ることがメリットでしょう。
このことからもインロックのトラブルは鍵屋の利用をおすすめします。もし、バイクのキーをメットインにインロックしてしまった際は、キーホースまでご依頼ください。
キーホースは鍵のさまざまなトラブルに対応しております。技術と経験が豊富なスタッフが現場に向かい、親切・丁寧なサービスを提供いたします。