玄関の鍵交換は自分でできる?手順やよくある失敗例と対処法を解説!
この記事でわかること
- 玄関の鍵交換を自分で行う前に確認すべきポイント
- 交換する鍵の選び方
- シリンダー交換を自分で行う手順
- DIYでよくある失敗例とその正しい対処法
- 業者へ依頼するメリットと費用の目安
玄関の鍵は毎日の暮らしを守る大切な防犯設備ですが、長く使っていると摩耗や不具合が起きたり、引っ越しや鍵の紛失をきっかけに交換が必要になることがあります。業者に依頼すれば安心ですが、費用がかさむため「自分で交換したい」と考える方も少なくありません。
本記事では、玄関鍵をDIYで交換するために知っておくべき基本知識や手順、費用の目安、よくあるトラブルとその対処法までを整理し、初心者でも理解できるように解説します。玄関の鍵を自分で交換しようと検討されている方はぜひとも参考にしてみてください。
目次
玄関の鍵交換を自分で行う前に知っておくこと

玄関の鍵を自分で交換する前に、いくつかの基本的な確認をしておく必要があります。これを怠ると「買った部品が合わない」「取り付けても施錠がスムーズにできない」といったトラブルにつながります。ここでは、DIY交換を検討する前に必ず押さえておきたいポイントを整理します。
シリンダー交換か錠前交換か確認する
鍵交換には、鍵穴部分だけを交換する「シリンダー交換」と、ドア内部の錠前ごと交換する「錠前交換」があります。DIYで対応しやすいのはシリンダー交換で、ドライバーさえあれば比較的簡単に行えます。
一方で、錠前交換は内部部品が複雑で作業難度が高く、加工が必要になることもあるため、専門業者に依頼した方が安心です。自分のドアがどちらに該当するのかを確認することが、DIY可能かどうかを見極める第一歩となります。
型番・鍵タイプ・メーカーを確認する
鍵を交換する際は、既存のシリンダーや錠前の型番、メーカー、そして鍵の種類を確認することが欠かせません。たとえば、MIWAやGOALなど主要メーカーによって部品の互換性が異なり、同じメーカーでも型番が違えば取り付けできないことがあります。
また、ピンシリンダーやディンプルキーといった鍵のタイプによって、防犯性能や価格帯も変わります。ドアの側面やシリンダー本体には型番が刻印されていることが多いので、購入前に必ずチェックしましょう。
ドアの規格・寸法を測る
ドアの規格に合わない鍵を購入すると、取り付けできなかったり、削って加工が必要になる場合があります。特に重要なのが「ドア厚」「バックセット(ドア端からシリンダー中心までの距離)」「ビスピッチ(ネジ穴の間隔)」です。
これらを正しく測定しないと、せっかく買ったシリンダーが合わないといった失敗につながります。ノギスや定規を使って丁寧に確認し、メーカーの公式サイトや商品説明と照らし合わせることが大切です。
賃貸物件の場合は管理会社や大家に連絡する
賃貸物件に住んでいる場合、勝手に鍵を交換すると契約違反や原状回復義務の問題になる可能性があります。多くの物件では、管理会社や大家が合鍵を保管しているため、無断交換はトラブルのもとです。
交換を検討する際は、必ず事前に管理会社や大家に連絡し、承諾を得ましょう。中には「指定業者のみ対応可能」といったルールが設けられている場合もあります。ルールを守ることで余計な出費やトラブルを避けられます。
自分で玄関の鍵を交換する場合の費用
DIYで玄関の鍵を交換する場合、かかる費用の中心はシリンダー代です。一般的なピンシリンダーなら3,000〜8,000円程度、防犯性の高いディンプルキータイプなら8,000〜15,000円ほどが相場です。MIWAやGOALなどの高性能モデルでは20,000円前後になることもあります。
工具はドライバーや六角レンチ程度で、既に持っていれば追加費用はかかりません。揃える場合でも数千円程度で収まるため、全体の費用は5,000〜15,000円ほどで済むのが一般的です。
交換する鍵の選び方

玄関の鍵を自分で交換するときは、ただ取り付けられるかどうかだけでなく、防犯性や使いやすさ、コストのバランスまで考える必要があります。鍵は毎日使うものだからこそ、快適さと安心感を両立させたいものです。ここでは、交換用の鍵を選ぶ際に重視すべき4つの基準を整理します。
互換性で選ぶ
最初に確認すべきは、ドアとの互換性です。メーカーや型番が合わないと取り付けできない場合があり、最悪の場合は加工が必要になります。ドア厚、バックセット、ビスピッチなどの寸法は必ず測定し、既存のシリンダーと同じ仕様を選ぶことが基本です。
また、MIWAやGOALといった主要メーカーの製品は種類が豊富なので、型番を控えて探すと失敗を防げます。互換性を重視することがDIY交換成功の第一歩です。
防犯性能で選ぶ
鍵交換の目的のひとつは防犯性の向上です。古いピンシリンダーやディスクシリンダーはピッキングに弱いため、ディンプルキーやCP認定錠など、防犯性能の高いシリンダーを選ぶのがおすすめです。
ピッキングやバンピングに耐性があるだけでなく、破壊にも強い仕様を選べば、空き巣被害のリスクを大きく下げられます。費用は上がりますが、防犯を優先したい人には欠かせないポイントです。
利便性で選ぶ
毎日使う玄関の鍵は、利便性も大切です。リバーシブルキーなら表裏を気にせず差し込めるため、夜間や荷物を持っているときに便利です。さらに、家族の人数が多い場合は合鍵を作りやすいタイプを選ぶと安心です。
また、スマートロックやカードキーといった電子錠も選択肢に入り、利便性を優先する方には魅力的です。ただし、電子錠は電源や設置条件に注意が必要です。
コストで選ぶ
鍵は種類や性能によって価格が大きく変わります。一般的なシリンダーは数千円程度で購入できますが、高性能なディンプルキーや電子錠は数万円に達することもあります。
費用を抑えたいなら互換性のある標準シリンダーを選び、防犯性能や快適性を重視するなら多少高額でもグレードの高い製品を選ぶとよいでしょう。自分の予算とニーズを照らし合わせ、最適なバランスを取ることが大切です。
▼関連ページ玄関の鍵を自分で交換する手順

玄関の鍵交換は、手順を正しく理解すれば特別な技術がなくても行える作業です。ただし、準備不足や順序を誤ると取り付けがうまくいかず、防犯性を損なったり鍵が動かなくなるリスクがあります。ここでは、DIYで玄関のシリンダーを交換するための基本的な流れを紹介します。
必要な工具を準備する
まずは工具の準備から始めます。多くのシリンダー交換ではプラスドライバーがあれば対応可能ですが、製品によってはマイナスドライバーや六角レンチが必要になる場合もあります。ネジ穴のサイズや位置に合う工具を用意しておくことが重要です。
また、交換作業中に部品を落としたり紛失しないよう、小物を入れるトレーを準備すると安心です。事前に必要な工具を確認しておくことで、作業をスムーズに進められます。
既存のシリンダーを取り外す
準備が整ったら、まずは既存のシリンダーを外します。ドアの側面にある固定ネジを外し、シリンダーをスライドさせると取り外せます。ネジが硬く締まっている場合は、工具を強引に扱わず、適切なドライバーを使うことでネジ山を潰すリスクを避けられます。
シリンダーを外す際は、内部部品がずれないよう慎重に作業しましょう。取り外した部品は再利用することもあるため、なくさないよう整理して保管することが大切です。
新しいシリンダーを取り付ける
次に新しいシリンダーを取り付けます。外したときと逆の手順で差し込み、ドア側面からネジで固定します。シリンダーをはめ込む際は、角度や位置がずれないよう注意してください。
ネジを締めるときは強すぎると動作が固くなり、弱すぎるとガタつきの原因になります。適度な強さで均等に締め込むことが、長く安定して使うためのポイントです。
動作確認を行う
取り付けが完了したら、必ず動作確認を行いましょう。鍵を差し込んでスムーズに回るか、施錠・解錠が問題なくできるかを確認します。
さらに、ドアの開閉と連動してラッチやデッドボルトが正しく動くかどうかも大切なチェックポイントです。違和感や引っかかりがある場合は、シリンダーの位置やネジの締め具合を微調整してください。作業後にしっかり確認することで、安心して使用できるようになります。
自分で玄関の鍵を交換するときによくあるトラブルと対処

DIYで玄関の鍵を交換すると、慣れない作業ゆえに細かいトラブルが発生しやすいものです。部品の紛失や取り付けのズレはもちろん、防犯性の低下につながる失敗も少なくありません。ここでは代表的なトラブルと解決のヒントを詳しく紹介します。
作業中シリンダーが落ちて回らなくなる
シリンダーを取り外すときに固定しているピンやネジを外すと、内部の構造がズレてシリンダーが落ちてしまうことがあります。無理に回すとさらに内部部品が壊れ、鍵そのものが使えなくなる危険性があります。
対処法としては、落ちてしまったシリンダーを正しい位置に戻し、固定ピンを丁寧に差し直すことが大切です。内部が複雑で自分で直すのが難しい場合は、作業を中断して専門業者に依頼する方が被害を広げずに済みます。
鍵を差したまま作業して内部位置がずれる
効率を上げようとして鍵を差したままシリンダーを取り外すと、内部のピンが動いてしまい位置がずれることがあります。これにより鍵が抜けなくなったり、動作が極端に不安定になるケースも多いです。
基本的にシリンダーの取り外しは必ず鍵を抜いた状態で行い、内部には余計な力を加えないことが原則です。もし抜けなくなってしまった場合は、無理に引き抜かず、軽く揺らしながら戻すか、潤滑剤を少量使って対応するのが安全です。
フロントプレートのビスを締めすぎて動作が渋くなる
ドア側面にあるフロントプレートを締め付けすぎると、シリンダーやラッチの動きが圧迫されて鍵が重くなります。固すぎると解錠や施錠に力が必要になり、使用中に鍵が折れてしまう恐れもあります。ネジは「強すぎず弱すぎず」が基本で、動作を確認しながら締めることが重要です。
もし渋さが残る場合は少しずつ緩めて調整し、ラッチの動きが滑らかになる位置を探しましょう。簡単な調整で改善するケースが多いため、焦らず確認することがポイントです。
ラッチやストライクの噛み合わせが合わない
鍵の取り付けが終わったのにドアがスムーズに閉まらない場合、ラッチとドア枠側のストライクの位置がずれている可能性があります。噛み合わせが悪いと施錠がスムーズにできず、防犯性も落ちます。
この場合はドアを閉めた状態でラッチの位置を確認し、ストライクを微調整する必要があります。ストライクの位置はネジを緩めて少し上下に動かすだけで改善することも多いので、力任せに調整するのではなく慎重に作業することが大切です。
鍵が回りにくい・抜きにくい状態になる
新しいシリンダーを取り付けても、鍵の差し込みや回転がスムーズでないことがあります。原因は取り付けのズレやネジの締め具合、あるいは内部の汚れなどです。無理に回すと鍵が折れてしまう危険性があるため、まずは固定部分や角度を確認し、問題がなければ鍵専用の潤滑剤を少量使用しましょう。
スプレータイプの潤滑剤は便利ですが、油分の多いものは逆にゴミを呼び込むので注意が必要です。正しい調整とメンテナンスで改善できるケースが大半です。
▼関連ページ型番や寸法が合わず取り付けできない
DIY交換で最も多い失敗のひとつが「購入した部品が合わなかった」というケースです。型番や寸法が違うとドアに取り付けられず、加工が必要になったり返品の手間がかかります。特にバックセットやビスピッチ、ドアの厚みは重要な要素です。
交換前に必ず測定し、既存のシリンダーやメーカーの仕様と照らし合わせることが不可欠です。こうした準備を怠らなければ、失敗を未然に防ぎ、スムーズな交換作業が可能になります。
小さな部品を紛失して作業が進まない
シリンダーや錠前には小さなネジやピンが多く使われており、作業中に落としてなくしてしまうと取り付けが進まなくなります。特に床に落ちると見つけにくいため、作業はなるべく明るい場所で行いましょう。
また、取り外した部品は小物入れやトレーにまとめて置くことで紛失を防げます。もしなくした場合は代替部品を取り寄せるしかないため、余計な時間と費用がかかります。部品の管理は意外と重要なポイントです。
ネジの締めすぎ・緩みで後日ガタつきが出る
取り付け直後は問題なく使えても、ネジの締め具合が不適切だと後日ガタつきが発生します。締めすぎると内部が圧迫され動きが悪くなり、逆に緩すぎるとシリンダーがグラついて防犯性が下がります。
ネジは均等に締めることを意識し、作業後には必ず鍵の動作確認を繰り返しましょう。数日経ってから再度チェックし、緩んでいる場合は増し締めをするなど、アフターフォローも大切です。
自分で玄関の鍵を交換するのが不安なら業者に依頼しよう

DIYでの鍵交換は費用を抑えられるメリットがありますが、実際には部品の選定や取り付け精度、防犯性の確保などに注意が必要です。ここでは、業者に依頼するメリットや費用の目安、信頼できる業者を選ぶポイントについて解説します。
業者に依頼するメリット
業者に依頼する最大のメリットは「確実さ」です。専門知識と経験を持ったスタッフが対応するため、取り付け不良によるトラブルや防犯性の低下を防げます。また、作業は短時間で完了することが多く、急ぎのケースでも安心です。
さらに、合鍵の作成や防犯性能の高い製品への交換など、目的に合わせた提案を受けられる点も大きな魅力です。DIYでは難しい特殊錠や電子錠の取り付けにも対応してくれるので、幅広いニーズに応えられます。
業者に依頼したときの費用相場
鍵業者に依頼する場合の費用は、シリンダー交換で15,000〜30,000円程度が一般的な相場です。防犯性能の高いディンプルキーや電子錠など特殊な鍵を選ぶと、さらに費用が上がり 30,000〜50,000円前後 になるケースもあります。
料金は「出張費+作業費+部品代」で構成されており、深夜や早朝、休日は割増料金がかかることもあります。DIYに比べれば高くつきますが、安心と確実性を買うと考えれば妥当な投資と言えるでしょう。
▼関連ページ信頼できる業者の選び方
業者を選ぶ際は、料金の安さだけでなく信頼性を重視しましょう。まずは公式サイトに料金体系が明記されているか、見積もり時に追加費用が発生しないかを確認することが大切です。さらに、実際に利用した人の口コミやGoogleレビューを参考にすれば、対応の良し悪しを把握できます。
全国対応の大手業者は安心感がありますが、地域密着型の業者も柔軟に対応してくれるケースがあります。複数の業者から見積もりを取り、納得できるところを選ぶのが賢明です。
▼関連ページまとめ

玄関の鍵交換は、正しい知識と準備があれば自分でも行うことが可能です。シリンダー交換であれば工具もシンプルで、費用も業者に依頼するより大幅に抑えられます。ただし、型番や寸法を誤って選んだり、ネジの締め具合を間違えると動作不良や防犯性の低下につながるため注意が必要です。
特に賃貸物件では管理会社や大家への確認を忘れてはいけません。もし自分での作業に不安がある場合や、防犯性能の高い製品を確実に取り付けたい場合は、専門業者に依頼するのが安心です。DIYと業者依頼のメリット・デメリットを理解したうえで、自分の状況に合った最適な方法を選びましょう。
もし、玄関の鍵交換を検討されていればキーホースまでご相談ください。キーホースでは見積もり・出張費無料で現場に駆け付けます。「どんな鍵にできる?」「費用はいくらぐらい?」などでも承ります。鍵のことならキーホースまでお気軽にお問い合わせください。






