鍵が空回りする原因は?費用相場や自分でできる修理方法を解説!

更新日:2025/05/30
鍵が空回りする原因は?費用相場や自分でできる修理方法を解説!

この記事でわかること

  • 鍵が空回りする主な原因
  • 自分でできる処置法
  • シリンダー交換や錠前交換の必要性と費用相場
  • 賃貸物件での対応手順と管理会社への相談ポイント
  • 信頼できる鍵業者の選び方と見積もり確認の注意点

鍵を差し込んで回してもドアが開かない「空回り」の症状は、誰にでも突然起こり得る身近なトラブルです。帰宅時や外出時に鍵が効かないと焦るだけでなく、夜間や急ぎの場面では安全性や時間のロスにもつながります。

本記事では、鍵が空回りして開かない原因をわかりやすく解説し、DIYでできる応急処置から専門業者への依頼タイミング、費用相場、さらには日常的なメンテナンス方法まで網羅的にご紹介します。鍵が空回りしてお困りの方は是非とも参考にしてみてください。

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鍵が空回りするとはどんな状態?正常な状態との違い

鍵が空回りする状態とは、鍵穴に鍵を挿し込み回すことはできても、施錠や解錠の機構が作動せずドアが開かないことを指します。通常、鍵を回すと内部の部品が連動してかんぬき(デッドボルト)を動かしロックを開け閉めします。

しかし空回りの症状では、その手応えがなく鍵がぐるぐると空転するだけで、鍵がかかったまま開かないのです。これは防犯上も日常生活上も大きな支障となるトラブルです。鍵が空回りしてしまう背景には、錠前内部の部品劣化や破損など様々な原因が考えられます。

鍵が空回りする原因

原因

鍵が空回りして開かないトラブルにはいくつかの原因が考えられます。内部構造の不具合から鍵そのものの問題まで様々ですが、大きく分けて以下のような原因が主です。

シリンダー内部の故障・カムの破損

鍵穴部分であるシリンダーの内部にある「カム」と呼ばれる部品の不具合が原因としてよく挙げられます。シリンダーとは鍵を差し込む鍵穴ユニットのことで、カムはシリンダー内部で鍵の回転をドアロックのデッドボルト(閂〈かんぬき〉)に伝える役割をする板状の部品です。

鍵を回すとカムも回転し、その動きがデッドボルトを動かして施錠・解錠します。 このカムが経年劣化や負荷によって摩耗・破損すると、鍵をどれだけ回してもデッドボルトに回転力が伝わらず、鍵穴だけが空回りしてしまいます。

特にカムが長く細いタイプの錠前(例:チューブラ錠)では負荷がかかりやすく、内筒との接続部が外れたりカム自体が折れてしまうことがあります。もしカムが接続部から外れているだけであれば再度正しく取り付け直す修理が可能ですが、折損している場合はシリンダー交換で対応するほかありません。カムの不調は開錠だけでなく施錠もできない状態を招くため、早急な対処が必要です。

錠前本体(デッドボルト)の不具合

ドア内部に埋め込まれた錠前本体(箱錠)やデッドボルト側に原因があるケースも多く見られます。デッドボルトとは、ドアを施錠した際にドア枠に突出する閂(かんぬき)部分のことで、シリンダーの回転によって出たり引っ込んだり動作する部品です。

このデッドボルトやそれを動かす錠前内部のパーツが劣化・破損すると、カムからの回転力が伝達されず鍵が空回りする原因となります。例えば、デッドボルトを固定する部品や動作させる内部パーツの金属疲労で動きが悪くなったり外れてしまうと、鍵を回しても肝心のデッドボルトが引っ込まず空転状態になるのです。

錠前本体側の不具合かどうかは、室内側のサムターン(つまみ)を回して確認できる場合があります。サムターンを回してもデッドボルトがスムーズに動かない場合、錠ケース内部で何らかの部品不良が起きており、結果として鍵穴側から回しても空回りしてしまうと判断できます。

錠前本体の故障は専門知識がないと特定が難しいですが、内部で起きている不具合のためシリンダー交換では直らず、錠前そのものの修理・交換が必要になるケースが多い点に留意しましょう。

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鍵自体の摩耗・変形

鍵穴や錠前ではなく、差し込む鍵(キー)そのものが劣化していることが原因の場合もあります。長年同じ鍵を使い続けていると、金属製の鍵は少しずつ摩耗して形状が変わったり、先端が摩滅・欠けたりすることがあります。

鍵の先端部や溝の形が磨り減ると、本来噛み合うはずの内部部品に引っかからず空回りしてしまうことがあります。特に旧式タイプのMIWA社製ディスクシリンダー錠では、鍵の先端部分自体がカムの役割を兼ねており、キー先端の摩耗・欠損が空回りの直接の原因になりやすいです。

また、鍵が曲がっていたり変形している場合も正常に噛み合わず空回りを引き起こす可能性があります。合鍵を繰り返し作成した結果、精度が落ちていたりサイズが微妙に合っていない鍵もトラブルの原因となり得ます。

鍵穴に挿さるけれど回らない、もしくは回っても開かないといった場合は、鍵そのものの摩耗具合や変形も疑ってみる必要があります。こうした場合、鍵を新しく作り直すか鍵穴ごと交換することで症状が改善することがあります。

鍵穴の汚れ・異物詰まり

意外と見落としがちなのが、鍵穴内部の汚れや異物の詰まりです。長期間使用しているうちに鍵穴の中にホコリや砂埃が蓄積すると、鍵の回転や内部部品の動きを妨げて空回りの原因になることがあります。

特に屋外に面した玄関ドアでは、風で舞った塵や砂、小さな虫の死骸などが少しずつ鍵穴に溜まり、シリンダー内部のピンやカムの動作不良を引き起こす場合があります。

また、鍵穴に異物が入ってしまっているケースも考えられます。過去に鍵が折れて先端が中に残っていたり、イタズラで爪楊枝や小石が詰め込まれたりすると、物理的に内部が阻害されて鍵が空転してしまいます。心当たりがなくても、見えない部分でゴミが噛んでいることもあるため、「鍵穴を回せるのに開かない」症状では内部の清潔さも重要なチェックポイントです。

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鍵が空回りしたときに自分でできる対処法

対処法

鍵が空回りしてしまった場合、原因によっては自分で対処できるケースもあります。ただし無理な処置は状況を悪化させる恐れがあるため、以下に紹介する方法を試しても改善しない場合は専門の鍵業者に依頼することを検討しましょう。

鍵穴の汚れを取り除き潤滑剤を使用する

まず試したいのは、鍵穴内部の清掃です。鍵穴にホコリやゴミが溜まっているのが原因の場合、汚れを取り除くだけで正常に開くことがあります。手順としては、ホームセンターなどで市販されているエアダスター(圧縮空気スプレー)を使って鍵穴内部の塵を吹き飛ばします。

エアダスターの細いノズルを鍵穴に軽く当て、内部の埃を奥に押し込まないよう注意しながら数回吹き付けてみましょう。鍵穴の構造上、空気を送り込むよりも鍵穴の口にノズルを当てて外に吹き出すようにすると効果的です。

汚れを吹き出したら、鍵穴専用の潤滑剤を少量使用して内部を潤滑しておきます。鍵穴専用の潤滑スプレーを1秒ほど噴射し、鍵を何度か抜き差しして馴染ませてください。こうすることで、内部のピンやカムの動きがスムーズになり軽度の不具合であれば解消することがあります。

ただし、潤滑剤は必ず「鍵穴用」と明記されたものを使いましょう。清掃と潤滑によって症状が改善すれば、原因は汚れだった可能性が高いです。

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スペアキーで開くか試す

鍵そのものの摩耗や変形が疑われる場合は、スペアキーを試してみる方法も有効です。もし手元に予備の鍵があるなら、それを使ってドアが開くかどうか確認してみましょう。長年使っていたメインキーが磨耗していたり微妙にねじれていた場合でも、ほとんど使用していない新品同様の合鍵であれば正常に施錠解錠できることがあります。

実際、MIWAディスクシリンダーの例では、摩耗した鍵では空回りしていたものの、合鍵を使ったら問題なく開錠できたケースも報告されています。 もし合鍵でスムーズに開く場合は、元の鍵が原因だったと判断できます。

この場合、鍵を新しく作り直すか、摩耗した鍵は使用を避けスペアキーを今後のメインにするのがよいでしょう。逆に、合鍵でも同じように空回りする場合は鍵本体ではなくシリンダーや錠前側の問題と考えられます。このように原因の切り分けとしても、合鍵で試してみることは有効です。

シリンダーや錠前の交換を検討する

清掃や潤滑を行っても改善せず、合鍵でも開かない場合、内部部品の破損が原因の可能性が高くなります。その際は、該当する部品の修理または交換が必要です。鍵の空回りは内部の構造不良であることが多いため、基本的に自力で直すのは難しいケースがほとんどです。

特にカムが折れていたり錠前内部で部品が欠けている場合、専門知識がないと分解修復は困難であり、シリンダーごとの交換や錠前本体の交換といった対応が確実な解決策となります。 もしある程度DIYに慣れていて工具も揃っている方であれば、シリンダーを一度取り外して付け直してみるという方法も考えられます。

以前にシリンダー交換を行った玄関などでは、取り付けが甘かったりネジの緩みでカムの位置がずれて空回りしている可能性もゼロではありません。その場合、シリンダーユニットを正しく付け直すことで改善するケースもあります。

ただし、シリンダー脱着には専門の知識が必要ですし、賃貸住宅では勝手に交換すると問題になる場合もあります。基本的には無理をせず、プロの鍵業者に修理・交換を依頼するのが安全かつ確実です。鍵業者であれば、症状を見極めた上でシリンダー交換や錠ケース交換など適切な処置を行ってくれます。部品の取り寄せも含め、プロに任せた方が早期解決につながるでしょう。

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鍵が空回りするときに絶対やってはいけないこと

鍵が空回りして焦っているときこそ、誤った対処をしないことが重要です。状況を悪化させないために、以下のNG行動は避けましょう。

鍵穴専用でない潤滑油を鍵穴に注さない

鍵の動きが悪いときに潤滑油を差すのは一見効果的に思えますが、自転車用など鍵穴専用ではない潤滑スプレー(例:クレ5-56など)を鍵穴に使用するのは厳禁です。一時的に滑らかになったように感じても、液体状の潤滑油は鍵穴内部に留まってしまい、ホコリや埃を吸着してかえって動きを悪くしてしまいます。

時間が経つと油が粘着質になり、内部で固着してさらに深刻な故障を招くこともあります。実際、大手鍵メーカーの美和ロック(MIWA)も鍵穴専用ではない潤滑剤の使用は故障の原因になると公式に注意喚起しています。

鍵穴の滑りを良くしたい場合は、必ず鍵穴専用の潤滑剤を使用してください。シリコンスプレーやテフロン系スプレー、または黒鉛(グラファイト)粉末など、鍵穴用に設計されたものがあります。これらは揮発性が高く内部に残りにくいか、乾燥した潤滑成分で作られており、鍵穴の構造に適したものです。間違ってもCRC5-56のような油剤を噴き込まないようにしましょう。

針金や異物を鍵穴に入れてこじ開けようとしない

鍵が開かないからといって、細い針金やヘアピン、ドライバーなどを鍵穴に差し込んで無理やり回そうとするのは絶対にやめましょう。素人がピッキングのような真似をしても、鍵穴内部のピンやタンブラーを全て正しく揃えることはほぼ不可能であり、かえって故障を悪化させる原因になります。

鍵穴は精密に調整された部品で構成されているため、異物を突っ込むとピンを曲げたり折ったり、内部に異物が詰まって余計に回らなくなったりします。開かなくて焦る気持ちはわかりますが、異物を使った力任せの開錠は逆効果です。プロでない限り鍵穴を傷つけてしまうだけなので、絶対に行わないでください。

鍵を無理に回さない・鍵穴を叩かない

鍵が空回りしているときに、ガチャガチャと何度も強く回し続ける行為もNGです。引っ掛かりがなくスカスカ回る状態で、力任せに何度も回してしまうと内部の接続部が完全に壊れてしまう恐れがあります。

優しい力で数回試して動かない場合は、それ以上繰り返さないようにしましょう。空回りの際は通常感じるはずの手応え(引っ掛かり)が無い状態なので、無闇に力を加えても状況は改善せず、むしろ悪化します。

また、鍵穴やドアノブ付近をハンマーや工具で叩くなど、強い衝撃を与えることも厳禁です。家電が調子悪いときに叩いて直すような発想でドアを叩く方もいますが、鍵の場合それは通用せず故障箇所を増やすだけです。

衝撃でシリンダー内部の部品がさらに破損したり、ドア枠が歪んでしまう可能性もあります。乱暴に扱った結果、鍵穴交換だけで済むはずだったものが錠前本体ごと交換になってしまうなど、余計な修理費用が発生する原因にもなりかねません。空回り発生時こそ落ち着いて、力任せの対処は避けましょう。

管理会社や大家に連絡しない

お住まいが賃貸住宅の場合、鍵が空回りしてしまったらまず管理会社や大家さんに相談することを優先してください。賃貸物件では勝手に鍵穴を分解修理したりシリンダー交換することが契約上禁止されている場合が多く、自己判断で交換してしまうと後々トラブルになる可能性があります。

管理会社に連絡すれば、提携している鍵業者を手配してくれるか、修理費用の負担について指示を受けられることがあります。 賃貸の鍵は物件の所有者である大家側の管理下にあるため、許可なく部品交換などしないことが原則です。

例えば交換が必要になった場合でも、種類や取り付ける鍵のグレードは管理会社の了承が必要になるでしょう。まずは現状を伝え、指示を仰いでから対処するようにしてください。自分で応急処置をしてさらに悪化させてしまうと、修理費用を全額自己負担しなければならなくなる恐れもあります

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鍵の修理・交換にかかる費用相場

費用相場

鍵が空回りするトラブルを業者に依頼して解決する場合、どの程度の費用がかかるのかも気になるところです。修理内容や鍵の種類によって費用はケースバイケースですが、ここでは一般的な費用相場の目安を解説します。

症状に応じた修理費の目安

まず、鍵の空回りトラブルでも軽微な調整で済む場合と部品交換が必要な場合で費用に大きな差があります。例えば、シリンダーの緩み調整や清掃・潤滑といった空回り修理・調整のみで解決する軽作業の場合、費用は約8,800円程度からが一つの目安です。

一方、内部の部品破損によりシリンダー交換が必要な場合は作業料金約11,000円に加え、新しいシリンダーの部品代が別途かかるのが一般的です。引き戸タイプの鍵など特殊な場合は作業料がやや高くなることもありますが、標準的な玄関錠のシリンダー交換なら概ね10,000〜20,000円台で収まるケースが多いでしょう。

錠前本体(錠ケース)まで交換となると、作業料は25,000円前後と高くなり、さらに錠前の部品代が数万円加算されます。

このように、症状が重いほど費用も高額になる傾向があります。幸い修理で済む場合は10,000円前後で直ることも多いので、空回りし始めの段階で対処するほうが結果的に出費を抑えられるでしょう。

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鍵を交換する場合の費用

鍵自体(シリンダー)を交換する場合の費用は、鍵の種類やグレードによって幅があります。先述の通り一般的なシリンダー交換では作業費用約11,000円+シリンダー部品代(防犯性能と価格のバランスが良い標準タイプで3,000円~10,000円程度)となることが多く、合計で20,000円前後が一つの目安です。

一方、錠前本体ごと新品に交換する場合は、シリンダー交換より高額になります。錠前には様々な種類がありますが、例えば室内扉用の簡易錠なら比較的安価(部品代2,000円台~)なものもある一方、玄関用の高性能な電子錠では部品代だけで30,000〜40,000円、中には80,000円近くするものもあります。

作業料も加味すると、玄関錠一式交換では数万円〜と見ておいた方が良いでしょう。防犯性の高いディンプルキータイプやスマートロック等にグレードアップする場合は、さらに費用がかかることもあります。

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鍵が空回りする症状を鍵業者に依頼する際の注意点

注意点

自分で対処しきれない場合は鍵業者に頼むことになりますが、業者選びや依頼時の注意点を押さえておくことで、スムーズかつ安心して修理を任せることができます。

見積もり金額と作業内容を事前に確認する

鍵業者に修理や交換を依頼する際は、作業前に必ず見積もりを出してもらい、料金と作業内容を確認するようにしましょう。空回りトラブルの場合、状況によって作業内容が変わるため現場見積もりになることも多いですが、それでも作業開始前に費用目安を教えてくれる業者を選びましょう。

もし電話で問い合わせる場合でも、症状をできるだけ詳しく伝え、対応可能かどうかや大まかな料金・到着時間などを確認しておくことが大切です。事前確認を嫌がったり「見てみないと分からない」とだけ言って明確な説明がない業者は、後で高額請求されるリスクもあるため注意しましょう。

正式な見積もり額に納得できない場合は、無理に依頼する必要はありません。複数の業者に相談して比較検討する時間的余裕があれば理想的です。特に夜間や緊急でない限り、一社の話だけで即決せず、他社の意見も聞いてみると安心材料が増えます。

信頼できる業者ほど最初の問い合わせで丁寧に対応内容を説明し、料金も明瞭に教えてくれるものです。依頼前の段階からしっかり確認を取り、納得してから作業をお願いしましょう。

信頼できる鍵業者を選ぶ

鍵のトラブル対応はその業者の技術力や誠実さに大きく依存します。大切な玄関の鍵を任せるわけですから、信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。具体的には、以下のポイントに留意するとよいでしょう。

まず、実績や評判がしっかりしている業者かどうかです。ホームページで施工事例やお客様の声を掲載していたり、受付が24時間365日対応である旨を明記している業者は、緊急時も安心です。もちろん24時間対応だからといって無条件に信用はできませんが、一つの目安にはなります。

次に、料金体系が明瞭であること。基本料金や出張費、作業内容ごとの費用がホームページ等に開示されている業者は信頼性が高い傾向にあります。逆に料金説明が曖昧だったり、「○○円~」としか書かれていない場合は注意が必要です。

また、電話対応の印象も判断材料になります。問い合わせた際に状況を詳しくヒアリングせず大雑把な回答しかしない場合や、高圧的・せかすような態度を取る業者は避けた方が無難です。地元密着で評判の良い鍵屋さんや、テレビ出演や警察からの依頼実績があるような大手業者は安心感があります。

昨今はインターネットやSNSで業者名を検索すれば口コミも参照できますので、「急ぎだけどここで頼んで大丈夫か?」と不安なときは一度調べてみましょう。鍵は防犯と直結する重要な部分です。多少時間や費用がかかっても、信頼できる業者に任せる方が結果的に安心です。不安な点は事前によく質問し、納得してから依頼するようにしてください。

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鍵の空回りを防ぐことはできる?

対策

鍵の空回りトラブルは、日頃のメンテナンスによってある程度予防することも可能です。以下に、普段からできる鍵と錠前のお手入れポイントをまとめます。

定期的に鍵穴のホコリを掃除する

鍵穴内部にホコリやゴミを溜めないよう、定期的な清掃を心がけましょう。前述の対処法でも触れたエアダスターを使ったホコリ飛ばしは、トラブルの予防策としても非常に有効です。ときどき玄関ドアの鍵穴に向けてエアダスターを吹き付け、内部の塵を排出させてください。

屋外に面した鍵穴は特に砂埃が入りやすいため、目安として数ヶ月に一度は掃除すると良いでしょう。エアダスター使用時は先述のとおりノズルの向きに注意し、ホコリを中に押し込まないようにすることがポイントです。掃除機の細いノズルで鍵穴周辺のホコリを吸い取るのも効果的です。鍵穴内部が常にクリーンに保たれていれば、異物噛み込みによる空回り発生リスクを下げることができます。

定期的に鍵穴専用潤滑剤を使用する

潤滑剤によるメンテナンスも鍵の空回り予防に役立ちます。鍵穴専用のシリンダー用スプレーやパウダー状の潤滑剤を、半年に一度程度適量使用しましょう。鍵穴にスプレー潤滑剤を軽く吹き付け、鍵を抜き差しして内部に行き渡らせることで、シリンダー内部や錠ケース内部の動きを滑らかに保つことができます。

特に冬場など寒い時期は金属の動きが渋くなりがちなので、事前に潤滑しておくとトラブル防止につながります。ここでも注意点は必ず鍵穴専用の潤滑剤を使うことです。前述したようにクレ5-56のような油剤は逆効果になりますので厳禁です。

メーカーも専用潤滑剤の使用を推奨しています。正しいメンテナンス用潤滑剤を定期的に使っておけば、内部部品の摩耗を減らし空回りを未然に防ぐことができるでしょう。

鍵や錠前に異常があれば早めに交換する

これを大きく超えて使い続けると、どうしても劣化による不具合が出やすくなります。鍵が空回りし始めるのも、長年の使用による部品の限界が近づいているサインかもしれません。

異常がなくとも10年以上経過した鍵や錠前は、防犯の観点から見ても早めの交換を検討する価値があります。古い鍵ほどピッキング耐性も低いため、防犯性向上という意味でも交換メリットは大きいでしょう。

また、普段から鍵自体の状態にも気を配ることが大事です。ポケットやバッグの中で他の金属とぶつかって鍵が変形したり汚れたりすると、錠前に負担をかけます。鍵はなるべく傷や汚れが付かないよう保管し、適宜柔らかい布で拭いて清潔に保ちましょう。鍵に付着したゴミやホコリが鍵穴内部に持ち込まれると、せっかく鍵穴を掃除してもまた汚れてしまいます。

日常的に鍵を丁寧に扱うことで、結果的に錠前内部の寿命ものばせます。そして、メインキーばかり酷使せず合鍵をローテーションして使うのも一案です。特定の鍵だけ使い続けるより複数を交互に使う方が、それぞれの鍵の摩耗を抑えられます。総合的に見て、日々の小さなメンテナンスと鍵・錠前自体の適切な更新時期の見極めが、空回りトラブルの発生防止につながります。

まとめ

「鍵が空回りして開かない!」という事態は突然起こり得るトラブルですが、その背後にはシリンダー内部のカム破損やデッドボルトの故障、鍵の摩耗など様々な原因が隠れています。本記事で解説したように、原因に応じた適切な対処を行うことで自分で解決できる場合もありますが、無理に作業して状況を悪化させてしまうと逆に修理費用が嵩んでしまうこともあります。

鍵が空回りし始めたら、原因を特定せずに長期間放置しないようにしましょう。放置すれば完全に開かなくなったり、鍵が抜けなくなるなど二次トラブルに発展する恐れもあります。 まずは簡単な清掃や潤滑など試せる対処法から始め、改善しない場合は早めに専門の鍵業者に相談するのが得策です。

その際は是非ともキーホースまでお気軽にお問い合わせください。キーホースでしたら最短15分で現場に駆け付け鍵トラブルを解決いたします。鍵が空回りするトラブルを解決した実績も多数ございます。鍵トラブルでお困りでしたらキーホースにお任せください。

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